欧風カレー ボンディ(Bondy)/神保町

神保町と言えばカレー。カレーと言えばボンディ。初代の村田紘一シェフは美術留学を目的として渡仏。しかしどういう経緯か現地のレストランで働くようになり、帰国後、昭和48年にボンディをオープン。
導線が複雑で込み入った店内。ピークタイムには数十分待ち行列が発生し、入店後も相席は当たり前。私はおひとりさまだったので、壁に向かったカウンターでの孤食です。
注文後すぐに茹でたジャガイモが出てきました。「エチオピア」もそうでしたが、神保町のカレーの名店では名刺代わりにジャガイモを出すお店が多いです。ホクホクとした食感とイモの風味が強く美味しかった。
一番人気の「ビーフカレー」を大盛の中辛で注文。1,650円です。当店のアイコンと言えば魔人のランプみたいな入れ物に入ったカレーソースですが、大盛にすると平たいお皿に盛られてくるので、インスタ命の方はご注意を。
なるほど旨い。野菜やフルーツ、乳製品がたっぷりと溶け込んでいることが手に取るようにわかり、アタックとしては甘味。続いて穏やかな辛味が到来するという仕様です。牛肉は唐揚げサイズであり食べ応え抜群。カレーなどに用いられる安い牛肉はイマイチなことが多いですが、当店のそれはビーフシチューに耐えうる美味しさです。
ライスは1合近くあります。スープで炊かれているのか下味が強く、適度な塩気と旨味があるチーズが程よいアクセント。やや硬めに炊かれているので、見た目以上にパクパクと食べ進めることができます。
とにかくライスの量が多く、冒頭のジャガイモも考慮に入れるとカレーソースとのバランスはやや悪く感じました。備え付けの漬物でなんとか食べきりましたが、頭の大盛ができれば嬉しいなあ。
総じて美味しく満足なのですが、1,650円ってのは少し高いような気もしました。また、私はヘンな時間に訪れたため待ち時間はゼロでしたが、これに数十分の待ち時間が加わった場合はどうでしょう。遠くから電車を乗り継いで来るというよりは、機会があれば話のタネに立ち寄ってみる、というテンションのほうが気持ちはラクかもしれません。


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