かいてん寿し 大倉(おおくら)/近江町市場(石川)

金沢屈指の観光地、近江町市場。迷路のように入り組んだ路地に商店が軒を連ねており、とりわけ海産物を取り扱う商店や海鮮丼・鮨を提供する飲食店が多く、金沢における激戦区のひとつです。この日はトップクラスの人気を誇り、週末は1時間待ちもザラの「かいてん寿し 大倉(おおくら)」へお邪魔しました。
店内はいわゆる回転寿司スタイルにカウンター席が20ほどあるのですが、レーンに寿司は流れておらず、職人に直接注文するスタイルです(写真は公式ウェブサイトより)。ゲストの殆どはにぎりを楽しんでおり、海鮮丼はあるにはあるのですが、誰も注文していませんでした。何でも海鮮丼は観光客が好んで注文するものだそうで、地元の方は殆どはにぎりで注文するらしいです。
私は平日のランチタイムサービス品「近江町盛りB」を注文。1,150円です。ちなみに「近江町盛りA」は10貫600円という奇跡の価格設定ですが、1日限定20食のみであり、正午過ぎに訪れた時点で売り切れていました。
肝腎のタネ質ですが、価格の割にはかなり頑張っているほうであり、同じ質および量のものを東京の回転寿司屋で食べれば確実に1,150円は超えるはずです。それを超ド観光地の近江町市場で、この価格で実現できるのは物凄まじい企業努力と言えるでしょう。
平日のランチタイムサービスにはお味噌汁も付きます。この日はアサリとアオサのお椀であり、ランチのオマケに付いてくるものとしては中々の味覚です。
ここからはお好みで追加していきます。地元のアカイカの3部位を楽しむのですが、これはまあ、1皿330円であれば仕方ないかなというタネ質でした。
こちらの3点盛りも330円ですが、これは大変お値打ちですねえ。左からぶり・アジ・イワシなのですが、ムッチリとした歯ごたえのブリに、とろけるような脂を湛えたイワシがとりわけ美味しかったです。
〆は地物のガス海老。北陸が誇る高級食材であり、外観は茶色がかって美しくありませんが、その強い甘味はクセになる美味しさです。
以上を食べ、お会計は2千円強。この支払金額でこの質と量は悪くないディールです。当店のライバルである「もりもり寿司」のクオリティがあまりに酷かったので金沢の回転寿司とは距離を置いていたのですが考えを改めることにしました。

平日が空いていてお得なランチタイムサービスもやっているので、旅行者が金沢来た感を煽るためにも、金沢に着いたその日のお昼にでも訪れると良いでしょう。

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北陸新幹線開通前は秘境的な小京都として魅力があった金沢。開通後は客層が荒れだし、土日連休は東京のガチャガチャした人ばかりです。それは飲食店においても同様で、金曜日の夜から日曜日にかけての鮨屋など港区のちょづいた店と雰囲気は似てきています。きちんと食事を楽しみたい方は、連休を外して訪れましょう。
「大人絶景旅」と銘打ってはいますが、石川の名所をテンポ良くまとめています。グルメ情報も多くモデルルートの提案もあり、広告だらけのガイドブックとは一線を画す品質の高さです。