JP teres/グランド ハイアット クアラルンプール(Grand Hyatt Kuala Lumpur)

グランドハイアットクアラルンプール(Grand Hyatt Kuala Lumpur)の朝食の選択肢は3つあって、ひとつはクラブフロア滞在者向けのクラブラウンジ、ふたつめに38階にあるオールデイダイニング「Thirty8(サーティーエイト)」、そして今回紹介する地上階の「JP teres」です。
「Thirty8(サーティーエイト)」と異なり当店の朝食はオーダー制で、ジュースやシリアル、パンやスイーツ類はセルフサービスという運用です。注文できる料理は10種以上あるのですが、サラダ的なものがひとつも無いのはテンサゲです。
折角なので色々注文。まずは「ナシレマッ(nasi lemak)」。マレーシアの郷土料理であり、香り高く炊いたライスに色々とオカズを付けたひと皿。日本で言うところの丼料理的な親しみやすさがあり美味しかった。
JPナントカという、当店の名前を冠したオムレツ。色々と具材の挟まったエビトッピングの卵料理であり、「Thirty8(サーティーエイト)」の卵料理と比べると段違いのレベルの高さです。
ワンタンヌードルスープは悪くはないのですが、ワンタンが一粒しか入っておらず、私はもっと海老を食べたい。キャセイパシフィック航空のラウンジに出て来そうなひと品でした。
点心盛り合わせ的なものは「Thirty8(サーティーエイト)」で提供されているものと全く同じであり、やはり冷凍食品的な何かなのでしょう。ちなみにここだけの話なのですが、日本の中華バイキングの点心は冷凍食品であることが結構多いです。「点心師が在籍」みたいな表記があったとしても、彼ら居るのは夜だけというオチです。
こちらはセモリナ粉をマッシュポテト風に仕上げたブツに、カレーっぽい何かと共に味わうひと品。世の中知らない食べ物がまだまだ沢山あります。
こちらは完全にカレーであり、インド南方系のカレー屋の大皿料理にいくつか乗ってる小鉢と似たようなベクトルです。
〆に焼きそば的な料理。先日の「Jojo Little Kitchen」におけるパンミーの美味しさを追いかけて注文したのですが、パンダエクスプレスの焼きそば的な味わいでした。もちろんこれはこれでありな味わいです。
オーダー制と聞いて期待は増したのですが、料理そのものは中くらいの味わいであり、ホテルの朝食としてはまあこんなもんかというお気持ちです。他方、ゲストの数は少なく席間に余裕があり、天気が良ければテラス席でのんびり過ごすことができるので、午前中を静かに過ごしたい方にとっては打ってつけの環境と言えるでしょう。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。