島ノ飯 みなもと／牧志（那覇）

那覇は牧志、国際通りから少し路地を入ったところにある「島ノ飯 みなもと」。「沖縄食材100％ながら沖縄料理がないお店」をコンセプトとして掲げており、一体どういうことだと興味をもってお邪魔することに。
店内は厨房をぐるりと囲むカウンター席にちょっとしたボックスシート。なのですが、我々以外の客は全て子連れであり、そこそこ騒がしいです。照明を落とした系の落ち着いた内装なのに子供の声が鳴り響きギャップ萎え。
酒は割と高く、東京の居酒屋と変わらない価格設定です。せっかくなので北谷のクラフトビール。IPAらしくホップの苦味がきいて美味しい。
お通しとして島豆腐がやって来ました。え？島豆腐？「沖縄食材100％ながら沖縄料理がないお店」というコンセプトとは何だったのか。それともコレは料理なくて食材だからギリセーフという意味？色々と困惑し味わいについては失念してしまいました。
「ぐるくんなめろう」を注文したのですが、信じがたいポーションでの提供であり、心が閉じてしまいました。これで780円はあり得ない。そのへんの食堂であれば腹いっぱい満足できる値段だぞ。
「あぐー豚タン刺」は肉質が良く、また注がれたお出汁も心地よい美味しさ。先のグルクンショックからようやく立ち直ることができました。
「島タコともずくのさつま揚げ椎茸包み」も味は良いのですが、コレ1個で890円というのは割高な気がしました。
山羊刺のシンタマは卵黄ソースがたっぷりかかっていて中々の美味しさです。ただやはりこのミニポーションで1,500円というのは割高。賛否両論ありますが、近所の「山羊料理さかえ」であれば同額で10倍量提供されます。
「島野菜十種と伊江牛煮込み」も目を瞠る量の少なさで、味がどうのこうの言う以前の問題な気がします。
〆の食事に土鍋御飯の「イカ墨と島タコ」をお願いしたのですが、これもまあ、ぽい雰囲気を出しているだけでどうってことのない味です。これまた近所の「まーちぬ家」とはレベルが違いすぎる。
「ぐるくんなめろう」の時点で「この店はダメだ」と判断し追加注文を控え、酒も少ししか飲まなかったのですが、それでもひとり5千円を超えました。あり得ない。ありゑん村。子連れ客もうるさいし、どういうお店でありたいのかがサッパリわからない食事でした。

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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。