恐らく沖縄市で最も有名な食堂「だるまそば」。開店前から駐車場の車内でおじぃ・おばぁが待機し、ランチタイムは駐車場内で待機が発生するほどの大人気店。米兵も多く利用しており、アメリカーが普通に利用する食堂は間違いがありません。沖縄サントリーアリーナからも遠くなく、私は琉球ゴールデンキングスの試合を観戦する前の腹ごしらえにお邪魔しました。
当店の特長を決定づけるのは、そのメニューの豊富さでしょう。「だるまそば」と称してはいますが定食メニューも山ほどあるので、初めて訪れる方は入店前にネットでじっくりと予習してから臨むと良いでしょう。入ってすぐに券売機が置かれていますが、スタッフに言えばpaypayでの支払いにも応じてくれます。
昼から夜まで通しで営業しており使い勝手良し。冒頭に記した行列や駐車場の空き待ちを避けたい場合は夕方以降に訪れると良いでしょう。しかしながらその時間帯は一番メニューの「骨汁」は当然に売り切れ、ジュージーまでも在庫を切らしているので、人生はトレードオフである。店内はテーブル席と座敷席の2部構成で、ピークタイムは相席を求められることもあるようです。
店名を冠した看板メニューの「だるまそば」。麺が見えないほどたっぷり盛り付けられた肉塊が印象的で、まさに沖縄の豚肉料理のオールスター。お肉は軟骨ソーキ、本ソーキ、三枚肉、てびちの4種類で、それぞれの部位から溶け出した脂の甘みと肉汁がスープにさらなる深みを与えています。スープは豚骨がベースで、そこにカツオ出汁の華やかな香りとシャープなキレが重なることで、重層的な味わいを生み出しています。
麺はやや太めで緩やかにちぢれたフォルムが特長的。もっちりとした弾力とパツっとした歯切れの良さがあり、強烈な肉軍団の存在感に負けていません。むしろ肉の脂を中和して次のひと口を誘うまである。
とんかつちゃんぽんミニそばセット。沖縄の「ちゃんぽん」は麺料理ではなく野菜炒めの卵とじをご飯に乗せたもの。当店はそれにトンカツをトッピングしてしまうという荒々しさ。ガッツリ食べたいという本能を120%満たしてくれる、まさに大衆食堂の王道を行くパワーフードと言えるでしょう。単品はメニューになく、ミニそばまで付けてしまうとは恐ろしい子。
沖縄のトンカツは肉を叩いて薄くのばしペラペラに揚げることが多いのですが、当店のそれは内地級に厚さがあり食べ応えがあります。「ちゃんぽん」の野菜から溶け出した自然な甘みが加わった出汁と玉子と合わせて食べればすごくすごいカツ丼へと変化し、その後の胃もたれは約束された。
「だるまそば」と「とんかつちゃんぽんミニそばセット」のいずれも1,100円。インフレが叫ばれて久しいですが、当店の費用対カロリーを考えれば人生まだまだこれからといったところ(何が)。次回は開店と同時にお邪魔し、売り切れ必至の超人気メニュー「骨汁」を試してみたいと思います。
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