大安丸(たいあんまる)/久茂地(那覇市)

その日に獲れた新鮮な地魚をリーズナブルに楽しめると評判の「大安丸(たいあんまる)」。久茂地の飲み屋街に位置し、ゆいレール美栄橋駅から歩いて7-8分の場所に位置します。店名がいかにも船の名前っぽくていいですな。
店内は大衆居酒屋らしい程よいトーンであり、手書きのおすすめメニューや、魚の名前が書かれた木札、大漁旗などが飾られており、視覚的にも魚自慢のお店であることが分かります。カウンター席にテーブル席、小上がり席の用意もあり、子連れにも優しい座席構成です。
アルコールは高くなく、中ジョッキが600円、中瓶でも700円ほど。泡盛の取り揃えが豊富であり、グラス(かなりデカい)での提供にも応じてくれます。
お通しは南蛮漬けでしょうか。恐らくは端材を活用しているのですが文句なしに旨く、今後の展開に期待を持たせてくれます。魚の身はしっとりと柔らかく、程よい酸味が食欲を刺激します。
にが菜白和え。その名の通り独特の心地よい苦味が特徴の島野菜であり、これを細かく刻んですり潰した島豆腐と和えています。島豆腐の濃厚な大豆の甘みとクリーミーな舌触りが広がり、その後ににが菜のキリッとした苦味が追いかける。
刺身盛り合わせ。ちぬまん、しちゅうまち、まくぶ、あかまち、みーしびと、沖縄を代表する地魚が一堂に会します。南国特有のモッチリとした食感と、白身魚の奥深い個性を食べ比べられるのが嬉しい。
大安丸海鮮サラダ。信じがたい量のもずくと海ぶどうに目を奪われますが、その下には地魚の切り身がゴロゴロと潜んでいます。ボリュームも凄まじく、クリスプサラダワークスのレギュラーサイズよりも多いかもしれません。
島豆腐の煮付け。大豆の風味が非常に濃く、また、煮崩れしないことをいいことにしっかりと煮込まれ、噛むと中からじゅわっと濃厚な出汁が溢れ出します。素朴ながらも迫力のある、沖縄の力強さを感じさせる味覚です。
沖縄風天ぷら盛り。内地の衣が薄い天ぷらとは異なり、味のついた厚めのフリッターのような衣が特長的。もずく、さかな、いか、らっきょうと色々と楽しむことができ、このひと皿で1,200円とは恐れ入る。「にい留」1回で100皿楽しめる計算です。ウスターソースをつけて食べるのが沖縄流で、スナック感覚でパクパクと食べられる、まさに沖縄のソウルフードと言える賑やかな盛り合わせです。
満腹で気絶しそうになるほど食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり4-5千円といったところ。西町の「魚じょぉぐぅ」にせよ、沖縄には良い海鮮居酒屋がたくさん。ひと品ひと品のボリュームが大きいので、グループで訪れ色々注文すると良いでしょう。オススメです。

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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。