昼は沖縄そば、夜は居酒屋の二毛作店である「泊そば 本店(とまりそば)」。豚骨スープを主力に据えたラーメン化した沖縄を提供するとして話題となりました。最寄り駅は美栄橋で徒歩10分ほど。ぜんざいの人気店「富士家(ふじや)」の近くです。
店内は居酒屋メニューがベタベタと壁に貼られ、沖縄そば屋というよりもやはり飲み屋の色合いが強い。とは言え昼から飲んでいる常連客もり、何ともフリーダムな雰囲気です。
ランチタイムのサービスなのか、無料で小さなサラダをお出し頂けました。スーパーやコンビニで売られているキャベツの千切りパックに似た味わいであり、人工的な味覚のドレッシングの風味が支配的ですが、オマケでお出し頂いたのだから文句を言ってはいけません。主題の「トロトロ軟骨ソーキそば」。自慢は豚のあばら肉の軟骨部分であり、本来は骨のように硬い白い軟骨部分を長時間煮込むことで、透明でプルプルとしたコラーゲンの塊へと変化させています。 口に入れると、甘辛い醤油ベースのタレが染み込んだ赤身肉がホロホロと繊維状にほぐれ、続いて軟骨部分がねっとりと舌の上でとろけます。肉の旨味と脂の甘みが凝縮されており、噛む必要がないほどの柔らかさが最大の特長です。これは酒が欲しくなる。
スープは豚骨の動物系コクとカツオ節の魚介系旨味をブレンドした合わせ出汁。食べ進めるにつれて先の軟骨ソーキの甘辛い煮汁や脂が徐々にスープに溶け出し、コクと甘みが増した濃厚な味わいへと変化していくのが醍醐味です。
麺は「照喜名製麺」のものを用いているそうで、一目でわかるほどの強烈なウェーブと、それに由来する不規則な食感が特長的。強いちぢれがフックの役割を果たし、スープをよく絡め取ります。唇を弾くようなプルプルとした躍動感があり、噛めばワシワシとした歯ごたえを楽しむことができます。
ジューシーは豚、ひじき、人参に加え、シイタケの風味を強く感じました。そばの濃厚なスープにジューシーのしっかりとした動物系のコクと塩気がよく合い、両者を交互に口に運ぶことで定食として完成された味わいを楽しむことができます。
二毛作と聞き警戒してお邪魔しましたが、私好みのそばでした。今回はカツオと豚骨のWスープバージョンを楽しみましたが、次回は豚骨を中心とした濃厚アレンジ系を試してみたい。あの軟骨ソーキのクオリティからして夜のツマミのセンスもありそう。使い道は無限大の飲食店でした。
ツイート
関連記事
寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。
- 沖縄の、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した
- まーちぬ家/美栄橋 ←沖縄料理の決定版。
- 魚じょぉぐぅ(いゆじょぉぐぅ)/西町 ←沖縄の魚をたっぷり食べるならコチラ。
- 串六×九(くしろっく)/栄町 ←クソデカサイズの伊達鶏で腹いっぱい。
- Nubia(ヌビア)/牧志(那覇) ←那覇のイタリアンでは頭ひとつ抜けている。
- ラルフズ バーガーレストラン(Ralph's Burger Restaurant)/コザ(沖縄市) ←わが心のハンバーガー・ベスト5に入ります。
- LITOR(リッター)/久茂地 ←フランス料理みたいなハンバーガー。
- ゴカルナ(Gokarna)/楚辺 ←沖縄の隠れた名物「スパイスカレー」の爆心地。
- 金壺食堂(きんつぼしょくどう)/牧志 ←チマキの概念が変わる店。50個も爆買いして自宅の冷凍庫で保存する達人もいるそう。
- 鉄板焼 朝日(あさひ)/名護 ←北部で牛肉を食べるならコチラへ。
- 島豚七輪焼 満味(まんみ)/名護 ←北部で豚肉を食べるならコチラへ。
- Maison de Fujii(メゾン ド フジイ)/松山 ←このクオリティで1万円を切るだなんて。
- 中國菜Yoshi/前島 ←クセつよ系絶品中華。
- 髙ノは(たかのは)/前島 ←日本料理ならココ。東京の半額で済む。
- 日本料理 行雲(こううん)/首里 ←こちらも素晴らしい日本料理。
- GLOUTON SHURI(グルートン シュリ)/首里 ←沖縄ベストフレンチの先頭集団。
- 6 (six、シス) /古宇利島 ←世界でもトップクラスに眺望が素晴らしいフランス料理店。味も抜群。






