麺屋周郷 別邸 雅(めんや すごう べってい みやび)/目黒

濃厚な魚介豚骨つけ麺を提供する名店として都内のラーメン愛好家の間で確固たる地位を築いている「麺屋周郷」が姉妹店(?)の「麺屋周郷 別邸 雅(めんや すごう べってい みやび)」を目黒に開業。場所は目黒駅から歩いて4-5分で、権之助坂商店街のアーケード内、「麺家 黒」「づゅる麺 池田」などのラーメン店が並ぶ激戦区に位置します。
店内は割烹や高級な焼鳥店のような、和モダンで落ち着いた高級感のある内装です。しかしながらスタッフは何となく感じ悪いですね。ラーメン屋に多くを期待してはならないことは頭では理解していますが、妙に洗練された店構えなので多くを期待してしまいました。ハードとソフトがアンバランスだと、こういった感情を抱くのだと勉強になりました。
私は「特製雅つけ麺」を注文。1,650円と中々のお値段です。今回は一般的なフレーバーを選択しましたが、辛味を加えた「赤」というメニューの用意もありました。
麺は多くの名店が信頼を寄せる「菅野製麺所」謹製。形状はエッジの効いた太目のストレートタイプで、見た目は艶やかで美しく整えられています。最大の特長は食感と喉越しでしょう。モチモチとした弾力とツルッとした滑らかな啜り心地が両立しており、噛み締めると小麦本来の甘みと香りがふわりと広がります。濃厚なスープに負けない力強い存在感。まずはスープにつけず、麺だけで一本啜ってみると、その風味の豊かさをダイレクトに感じることができるでしょう。
スープは「周郷」の代名詞たる超濃厚豚骨魚介味。「食べるスープ」と形容したくなるほどの高粘度が特長的で、ドロリとしていながらも余分な脂っこさや臭みのないクリーミーで上品な口当たり。刻み玉ねぎや柚子皮がトッピングされており、時折感じるシャキシャキとした食感や柑橘の爽やかな香りが、濃厚な味わいに軽やかなアクセントを加えています。
卓上には山椒やりんご酢の用意もあり、折を見て味変するのも良いでしょう。
「特製」のトッピングは別皿での提供。低温調理された3種類のお肉が用意されるのですが、キンキンに冷えているのが残念。これはチキンライスのように敢えて冷やしているのかなあ。意図のわからない提供スタイルでした。
スープ割りをお願いすると単に出汁を注ぐだけでなく、ひと口サイズの赤紫蘇ご飯と薬味を用意して頂けます。リゾットあるいは雑炊風に楽しんでごちそうさまでした。
美味しかったのですが、1,650円というのはちょっと高いですね。トッピングが別皿で冷えているので麺とスープだけ注文するのもありかなと思いきや、それでも千円するので、さすがに高杉に感じました。

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