かつて南城市つきしろという神聖な御嶽や自然豊かな環境に囲まれた地域で創業し、その後ゆいレールの延伸に伴い急速な発展を遂げている浦添市前田地区へ移転した「つきしろそば」。浦添前田駅から歩いて2-3分と、車を持たない民にとってのアクセスがグっと良くなりました。
爽やかなスカイブルーの看板の印象を引き継ぎ、店内もこざっぱりとしています。テーブル席とカウンター席がいくつか。子供向けのそばも用意されており、家族連れも大ウェルカムな芸風です。私は看板メニューの「ニライカナイそば」を注文。トッピングが派手派手で、ソーキ、三枚肉、アーサ(あおさ)、だし巻き卵などがトッピングされた「全部のせ」のような一杯です。セミドライトマトも乗っており彩り豊か。
豚骨と野菜をじっくり煮込んだスープは、透明感がありながらも奥深いコクと野菜由来の優しい甘みが特長的。塩味の角は取れており、実にまろやかな味わいです。
麺は「亀浜製麺所」の細麺を用いており、細いながらも芯にしっかりとした強い弾力があり、パツンと歯切れの良い食感が心地よい。時間が経っても伸びにくく、豊富なトッピングをゆっくり味わっていても、最後まで麺の輪郭がぼやけません。
「じゅーしー」は昆布の風味が支配的。そのほかにも豚肉やひじき、人参といった具材の旨味がゴハンひと粒ひお粒に染み込んでいます。食感はパラっとしつつも、もっちりとした粘り気もあり、噛むほどに滋味深い味わいです。
サイドメニューに「プルドポークコロッケ」。アメリカ南部の家庭料理を採用することとなった経緯は存じ上げませんが、中には時間をかけて柔らかく煮込まれ繊維状にほぐされた豚肉がギッチギチに詰まっています。
一般的な挽肉のコロッケとは異なり、プルドポーク特有のスモーキーで甘みのある味付けと、しっかりとした肉の繊維感が楽しめるのがいいですね。
また、卓上にはオリジナルの「シークヮーサー胡椒」が用意されており、いわゆる柚子胡椒のシークヮーサー版とお考え下さい。柑橘特有の鋭く爽やかな酸味と、唐辛子のピリッとした辛味が凝縮されており、スープにこれを少量溶かすと豚骨ベースのスープの脂っこさが一瞬で引き締まり、華やかな香りが鼻に抜けていきます。
美味しかった。こうなってくるとスタンダードな「沖縄そば」を試したくなりますが、「黒バラのりそば」「プルドポークとネギのそば」や「月替わりスペシャルそば」など選択肢が山ほどあるのが困っちゃう。これは何度も通う必要がありそうです。
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