キャノピーbyヒルトン 大阪梅田(Canopy by Hilton Osaka Umeda)

ヒルトンのライフスタイルホテルブランド「Canopy」の日本初進出ホテル「キャノピーbyヒルトン 大阪梅田(Canopy by Hilton Osaka Umeda)」が2024年9月に開業。グラングリーン大阪(うめきた2期地区開発事業)の北街区・ノースタワー内に位置し、JR大阪駅から歩いて10分ほどです。
ビルの13階から25階の高層階に位置し、総客室数は308室でブティックホテルという位置づけ。エントランスがヘンテコな位置にあるので、地上からよりもグランフロント大阪からの渡り廊下を辿り、看板に従って入館するのが確実かもしれません。
私は32平米の「ツイン プレミアムビュールーム」にご案内頂けました。内装の第一印象は「キャプション by Hyatt なんば」にそっくりで、大阪のイマドキのホテルはこうなのかもしれません。
現代的な家具と床から天井までの大きな窓が配され 、55インチの大型スマートテレビ  やBluetooth対応のVictor製スピーカーが備わります。スイッチ類やコンセント、ちょっとしたフックなど、欲しい所に欲しい設備が備え付けられており使い勝手は二重丸。
窓からはうめきた公園を直接見下ろすことができるのですが、再開発はまだまだこれからといったところ。写真の右手の方には淀川が穏やかに流れています。日当たりが良すぎて窓や壁が熱を持って膨張し、時折「バキっ」っと音がするのが少し怖い。
室内設備につき、特に目を引くのはレトロな冷蔵庫を模したミニバー。ネスプレッソとお茶類は無料であり、お水は用意された水差しで各階のウォーターサーバーに汲みに行くスタイルです。ボトルのミネラルウォーターは有料なのでご注意を。
ウェットエリアにつき、ベイシンはひとつですが物を置くスペースが広々としており使い勝手良し。バスルームもモダンな設えで、広々としたレインシャワーと小さなバスタブが備え付けられています。
トイレが独立型なのが嬉しい。32平米という限られたスペースの中で、これだけ水回りの独立性に配慮したホテルは珍しいかもしれません。
共用設備に参りましょう。フィットネスセンターは24時間利用可能であり、最新のテクノジム社製マシンを備えています。全308室という規模を考えれば悪くないラインナップであり、極めて清潔で、素晴らしい眺望も楽しむことができます。
上級会員向けのラウンジなどはありませんが、ロビーフロアにある「JaJa!Bar(ジャジャバー)」にて16:30-18:00の間に「ゴールデンアワー」が開催され、ゲストひとりにつきドリンク2杯とフィンガーフードが振舞われます。
ドリンクはテラスでも楽しむことができ、その居心地の良さはゴールドコーストの「ヒルトン・サーファーズパラダイス ホテル&レジデンス」を彷彿とさせます。飲み物や料理を充実させると途端にラウンジ乞食が増殖するので、これぐらいのそっけないサービスがちょうど良い。
朝食は11階のロビーフロアにあるレストラン「CC:CARBON COPY (シーシー カーボンコピー)」で楽しみます。ヒルトン系のホテルの朝食としては上位クラスのクオリティであり大満足。詳細は別記事にて。
ハード・ソフト共にレベルの高いホテルでした。ただ、やはり宿泊代金の高さがネックですね。「ハイアット ハウス 東京 渋谷 」に通じる費用対効果の悪さがある。ここで1泊7万円も支払うのであれば、もう少し上乗せしてフルサービスの「コンラッド大阪」や「ウォルドーフ・アストリア大阪」に泊まりたくなるなあ。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。