肉の大山(にくのおおやま)/上野

1932年創業の食肉卸会社「株式会社大山」の直営店で、上野アメ横の中心部に位置する人気の肉料理店「肉の大山(にくのおおやま)」。御徒町駅から徒歩数分で、この日は1階の立ち飲みスペースで3時のオヤツにビールとメンチカツを頂きました。
常態的に行列が生じていますが、テイクアウト客と立ち飲み客が混在しており、回転も速いので待ち時間は短い。店頭のカウンターで、好きな揚げ物やドリンクを注文し、その場で商品を受け取り、空いているカウンターやテーブルで立ち飲みを楽しみます。

ちなみに立ち飲みスペースの喧騒を抜けて奥へ進むと着席型のダイニングが広がっており、ステーキ定食やハンバーグ定食を腰を据えて楽しむことができます。
「生ビール(中)」は520円。立ち飲みにしては結構高く、ツマミ類が200円かそこらということを考えると相当の高価品です。
「チキン竜田」は200円。醤油ベースのタレに漬け込んだ鶏肉に、片栗粉をまぶして揚げているようです。サクッとした軽い衣とジューシーな鶏肉の食感が特長的。
「特製メンチ」は220円。衣は粗めのパン粉で揚げられており、ザクっとした小気味良い食感。粗めに挽かれた牛肉がたっぷりと使われており、噛みしめるたびにジューシーな肉汁が口の中に溢れ出します。食肉卸の直営店ならではの、肉の旨味が凝縮された逸品です。
玉ねぎもたっぷり入っており、その自然な甘みが力強い肉の風味と調和し、全体の味わいを一層引き立てています。ソースをかけずとも、肉と玉ねぎだけで完成された美味しさがある。これで220円とは大満足。
以上で合計千円を切りました。ふらっと立ち寄ってサクッと飲んで帰る、サク飲みのお手本のような体験。一人飲み客が多くテイクアウトも可能なので使い勝手抜群。近くを通りがかったら深く考えずに立ち寄ってみましょう。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。