目黒は権之助坂の合流地点(?)あたりのビル1階にある「純米味噌らーめん なかむら」。店名の通り周囲には味噌の香ばしいかおりが漂っており、近隣住民が色々と心配になる。運営は味噌ラーメンを多く手掛けるMANPUQ社が関与しているようです。
平日夜のピークタイムでも店内はガラガラ。従業員は皆、日本語での意思疎通に難があり、清掃も行き届いているとは言い難い。急に色々と不安が膨らみます。
私は最高値1,500円の「極上味噌らーめん」を注文。調理中に中華鍋で野菜をいためていたので札幌スタイルのラーメンだと思料するのですが、スープが妙にぬるい。動物のエキスを軸に味噌の風味が濃厚なのですが、それが冷めていると脂の強さが際立って感じます。
「極上」なだけあってチャーシュー類も潤沢なのですが、どこか冷凍焼けしたようなエグ味が感じられ、後味に変な重みが残ります。
麺は中太の縮れ麺でモチモチとした食感。しっかりとしたコシと歯ごたえを楽しむことができ中々の美味しさ。ただし量は少なく物足りなく感じ、ゴハンものでも付ければ良かったかなあ。
雑に入っただけあって、雑な食体験でした。スープは冷めているしスタッフも若干冷たい感じで鬱展開。11:00から深夜01:00まで通し営業というのは便利ですが、その営業時間の長さがクオリティと価格に反映されているなと納得したディナーでした。
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目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
- レストランユニック(restaurant unique) ←ジビエが自慢。
- クロデグルメ(Clos Des Gourmets) ←1万円でお釣りが来るミラクルなフランス料理店
- 立飲ビストロシン サンテ(SHIN Sante) ←普段使いの最高峰。
- 手づかみDining 東京ハンズ(Tokyo Hands) ←大好きだ愛してる。
- リナシメント(RINASCIMENTO) ←前菜の盛合せ。ぐわー!なんだこりゃ!
- 和創作 太(わそうさく た) ←これをお買い得と言わずして何と呼べば良いのでしょうか。
- 鳥しき ←焼鳥界のレジェンド。
- LAND(ランド) ←目黒のカレーはコチラでキマリ。
- 薬膳スープカレーシャナイア(Shania) ←でもスープカレーならこっち。
- 支那ソバ かづ屋 ←下手な中華料理屋に行くよりも余程上質。ワンタンメンはマスト。
- 鶏そば きび ←まるで上質な水炊き屋のような味わい。
- とんき ←80年の歴史は伊達じゃない。
- タイ料理 みもっと ←ここはガチでやばたにえん。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。





