Welcome Seafood Restaurant/コタ・キナバル(マレーシア)

「コタ・キナバル おすすめ」などでぐぐると必ずヒットするお店が「Welcome Seafood Restaurant」。泊まっていたヒルトンのすぐ裏手にあり、到着日に動き回るのがアレだったのでちょうど良かったです。ちなみに本店はコタキナバル郊外のブンドゥサン地区にあるそうな。
原色が目に沁み嗚呼アジア。カメレオンみたいな制服であり、全体を通して緑色です。ティッシュの箱まで緑なものの、ところどころ赤の差し色もありクリスマスを先取りです。金曜日の夜に予約ナシでお邪魔したのですが、7割の入り。ほとんどが現地の家族に見受けられました。
テーブルの番号札を持って生け簀の前に行くと、店員がマンツーマンでマークしてくれます。伊勢海老やカニは超高いので要注意。
言葉ができれば食材とその量、調理法を指定するのが正しい利用方法なのですが、英語すら怪しい私は隣に掲示された調理法のテンプレートを指差します。食材は1kgあたりの料金が示されているのですが、「スモール!スモール!ワンパーソン!」と連呼すると、それぞれ300グラムづつで良かろうという具合に担当の店員が取りまとめてくれました。
金曜日のフライデー・ナイトの中ひとりで乾杯。まさに群衆の中の孤独である。唯一のドラフトビールが何故かフランスはストラスブールの1664という謎。
まずはイカを揚げたもの。テンプレには卵がどうのこうのと書いてあったのですが、卵らしさは微塵も感じられませんでした。まあ、日本の居酒屋のイカリング的な味わいです。
こちらはソフトシェルクラブ。カニそのものは美味しいのですが揚げ油が傷んでいるのか胸焼けします。結局のところ備え付けのチリソースをべったべたに漬けて食べるので、ジャンクもジャンクな一皿となりました。
これはエビとカダイフかなあ。パリパリとした外皮に食指が動くのですが、エビの殻を外せばカダイフも外れてしまうわけで、ゴールが見えない調理でした。エビそのものは美味しいのだけれど。
お会計は5,000円ほど。東京に比べれば高くはありませんが、アジアでこれだけの価格を払うのであればもう少し頑張って欲しいところ。お酒が結構高く、1杯1,000円近くします。それでも連日連夜ローカルピーポーで大盛況なので、大勢で訪れて色々注文できればまた印象は違うのかもしれません。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

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