唯我独尊(ゆいがどくそん) 岸和田店

岸和田駅から歩いて5分ほどの場所にある「唯我独尊(ゆいがどくそん) 岸和田店」。1974年に北海道富良野市で産声を上げた伝説的名店「唯我独尊」が認めた日本国内で唯一の暖簾分け店舗であり、食べログでは百名店に選出されています。
店名が暴走族のようでビビりますが、店内は富良野本店の建築思想に呼応するように木目を贅沢に活かしたロッジ風のインテリアで統一されており、北海道の高原リゾートに佇むペンションへ足を踏み入れたかのような静謐な心地よさを醸成しています。客席数は30席ほどでしょうか、カウンター席に加えてテーブルが数卓、高さのあるベンチシートの存在も印象的です。
看板メニューの「自家製ソーセージカレー」。大ぶりの手作り燻製ソーセージが丸ごと鎮座しており大迫力。北海道の本店から定期的に空輸しているそうで、パリっとした外皮の歯ごたえと粗挽き肉のジューシーな肉汁が堪らなく旨い。他のカレーを注文したとしても、ソーセージは単品で追加注文すべき美味しさです。
ルウはシャバシャバ系で、濃褐色から漆黒に近い色調です。野菜やスパイスの粒子が微細に溶け込んでおり、キャラメリゼされた玉ねぎ由来の濃密な甘みとほのかな酸味が感じられ、ビター&スパイシーな味わいです。強い辛味は無いのですが、食べ進めていくうちにジンワリと汗が滲み出て来るしみじみ辛い系のカレーです。
ゴハンはサフランライスでしょうか。鮮やかに炊き上げられたイエローと漆黒のカレールーの対比が食欲を目から刺激し、生野菜サラダや香ばしく素揚げされたホクホクのジャガイモ、スイートコーンが隙間なく配されているのも嬉しい。ちなみにルーのお代わりOKで、スタッフに声をかければ気前よく注ぎ足ししてくれます。
こちらは牛タンカレー。繊維がほぐれるまで極限まで煮込まれた大ぶりの角切り牛タンを贅沢に配置しており、タン特有の奥深い滋味と動物性油脂のコクがルーのビター感をいっそう際立たせます。
美味しかった。カレーライスそのものとしての美味しさはもちろんのこと、シャルキュトリーとしての突出した完成度が素晴らしいですね。カレーは1,500-2,000円前後が中心で一般的な大衆カレーに比べればやや高めですが、「ルーのおかわり無料」などを考えれば納得感のある費用対効果です。次回は肉類を山ほどトッピングし、それらをツマミに酒をたっぷり飲んでみよう。

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