なかざ家(なかざや)/金城(那覇市)

食堂ならびに弁当販売として好評を博した「なかざ家(なかざや)」がコロナによる休業を奇貨として沖縄そばへと一点集中させる決断を下し、沖縄そば専門店としてリニューアルオープン。

小禄駅または赤嶺駅から徒歩十数分とやや不便ですが、周辺にはレンタカー各社の大型返却ステーションが密集しており、旅行者は車両の受け取り後や返却前に訪れると良いでしょう。
店内は厨房に面したカウンター席にテーブル席、小上がり席があり、トータルでは50席ほど。席間にもゆとりがあり、乳幼児を連れた家族連れもウェルカムな姿勢です。また、沖縄そば専門店としては珍しくクレカなどのデジタル決済にも対応しています。
私は「野菜そば」の中サイズ(麺量180グラム)に「炙りソーキ」をトッピングし、ジューシーを付けてもらいました。合計で1,600円です。

一見してスープが独特ですねえ。現代の沖縄そばのスープは鰹節や昆布を前面に押し出した和風清湯が主流となっていますが、当店はゴリゴリの豚骨ベースの白濁した純白のスープであり、豚骨由来の甘味とコラーゲン・旨味が限界まで抽出されています。それに野菜のエキスが溶け込んで重層的な味覚を織りなしており、モロ私好みなタイプです。
看板トッピングである「炙り軟骨ソーキ」は、軟骨組織がゼラチン状に融解して箸で容易にほぐれるまで丹念に煮込みつつ、提供直前にバーナーの直火で香ばしく炙り上げられます。また、「野菜そば」と言えども肉のほぐし身(端材?)がたっぷりと組み込まれており、濃厚なスープに輪をかけて動物性の旨味が強まっています。
麺もスープ同様に独創的で、八重山そばの丸麺をさらに太くして緩やかなウェーブを抱かせたようなスタイルです。適度な喉越しとモチモチとした弾力を兼ね備えており、強烈なスープに対する最適な親和性を発揮しています。

ちなみに卓上に「豚(とん)グース」という謎の調味料があり、ネット上の口コミでは好評だったのですが、プレーンなままでも駆け抜けて食べ切ってしまうほど美味しさだったので、使うタイミングを逸してしまいました。
「じゅーしー」にも恐らく豚骨出汁が用いられているのでしょう。ややウェットな仕立て実に濃厚な味わい。先の「炙り軟骨ソーキ」を移設し、もうこれだけで立派な丼メニューの完成です。
衝撃的な沖縄そばでした。沖縄そばという伝統的ジャンルに対する私の認識を更新した一軒と言えるでしょう。とは言え豚骨特有の臭みやしつこさは感じられず、リニューアルにあたって研究に研究を重ねた成果であると理解しています。オススメ!

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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。