400℃ PIZZA SHINAGAWA(ヨンヒャクド ピザ シナガワ)/品川

岡山発の人気ピッツェリア「400℃ PIZZA」の東京進出2号店(神楽坂店に続く店舗)の「400℃ PIZZA SHINAGAWA(ヨンヒャクド ピザ シナガワ)」。品川駅高輪口から歩いて10分ほどの住宅街エリアに位置し、コンクリート打ちっぱなしの壁面と大きなガラス張りのファサードが目印です。
65分間の完全入替制が採用されており、ドアオープンは予約時間の5分前。加えて15分以上の遅刻はキャンセル扱い(キャンセル料あり)であり、トヨタ級のジャストインタイムが求められます。予約時にクレジットカードでの仮押さえ・子供は6歳以上から・グループ4名まで・テイクアウト不可など、何かと注文の多い料理店です。
1人あたり最低ピザ1枚+ドリンク1杯の注文が必須であり、ピザ1枚とドリンクだけでひとりあたり3-5千円を支払うことになります。私は入店から退店まで13分で3,850円であり、1分あたり約300円、1秒あたり約5円と、まさに「時は金なり」です。
ちなみに入店時にはいくらか生地が広げ置きされており、これって水分とか飛んじゃったりしないのかなあと素人ながらに心配になります。きちんとしたピザ屋って、注文が入るたびに木箱から生地を取り出し、そこから広げていくものだと理解していたのですが、ピザにも色々あるようです。
広げ置きした生地にパパパとトッピングをのせ、ベルトコンベア式のオーブンに並べます。400℃という高温で焼き上げるのがポイントのようですが、なんだか工場のラインのようでビジュアルが味気なくトヨタみが強い。
ものの数分で「DOC」が焼きあがりました。第一印象は「小さい」であり、一般的なピザ屋のホールサイズと比べるとかなり小ぶりです。宅配ピザのMサイズよりも小さく、成人男性であれば1人で2-3枚は余裕でしょう。
肝腎の味わいですが、「普通に美味しい」程度です。ベルトコンベア式のオーブンで焼くためか薪窯のような香ばしさがなく、生地もパンのようであり、どうしてこんなに騒がれているのか私は理解できませんでした。この1枚が2,900円は高杉晋作。880円ぐらいが妥当でしょう。
ちなみにシグネチャーの「FNTブルーチーズ+マスカルポーネ+ハチミツ)」は3,500円であり、結局、SNSとメディアの熱狂が生み出した「予約困難」が価値の全てに感じました。厳しい時間制限に、広げ置きの生地、ベルトコンベアの工業的な焼き上がり。どれをとっても「食事を楽しむ」場所ではなく、「いかに客を回すか」の設計に感じられる。何だかデビュー当時の「bills(ビルズ)」の熱狂を思い出すなあ。

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