Donde Augusto(ドンデ・アウグスト)/サンティアゴ(チリ)

サンティアゴの台所「Mercado Central de Santiago(中央市場)」にあるシーフードレストラン。市場の中で最大規模の飲食店であり、英語もそれなりに通じカードもOKと、観光客にとっては便利な店です。
ビールで乾杯。本当のところはチリワインでも試してみたかったのですが、この日は36℃と熱中症あと一歩な気候であったため、ビールしか受け付けませんでした。
隣の座席にバッグを置いていたら、担当の店員が「それは良くない」と首を振り、テーブルとテーブルの間にナイフを渡し、その中にベルトを通しテーブルの下に吊り下げる形で収納しました。さすがは軽犯罪多発都市サンティアゴである。
最初にパン(?)やらチリソースが並べられますが、パンは粉っぽくチリソースは水っぽく美点を見出すことはできず。
セビチェ。ラテンアメリカで食べられる魚介類のマリネです。ブリ的な白身魚とサーモン、エビなどの生魚をたっぷりの酸味とハーブでマリネし、今日の気候にピッタリの爽快感。日本で食べるセビチェの5倍ぐらいの盛り付けであり食べごたえ抜群です。
魚介スープ的なもの。セビチェからは一転、貝類が多く、特に調味はせずとも貝の旨味に満ちています。
メインはアナゴのクリーム煮込み(?)。サンティアゴでは良くアナゴが食べられるので是非とも試してみたかったのです。いわゆる日本的な食べ方とは全く異なり、ヒラメなどの白身魚のムニエルのような調理でした。
お会計はひとりあたり3千円程度。観光地ど真ん中であることを考えれば、まあ、こんなもんでしょう。味はいずれも中くらいですが、この街に不慣れな旅行者が訪れるには便利なお店。特にお目当てがなければ旧市街観光のついでにどうぞ。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。