アメリカン航空ビジネスクラス/ダラス→サンティアゴ

アメリカン航空のお膝元、ダラス・フォートワース国際空港には「FLAGSHIP Lounge」と「Admirals Club」の2つのラウンジがあり、前者のほうがちょっとばかし上級会員向けです。今回はその「FLAGSHIP Lounge」へ。
ラウンジ内はかなり広いのですが、その座席が全て埋まるほどの集客でした。客層はJALサクララウンジのそれと変わらず、まあまあ騒がしいです。
レッドアイフライトに備えてシャワーを浴びます。シャワーブースはそれなりの数を揃えてはいるのですが利用客も多いため、30分近く待つことになりました。ブースそのものの仕様は一般的なホテルと同等です。
飲み物が豊富。今まで訪れたラウンジではトップクラスの品揃えです。白赤ロゼ泡なんでもござれ。
リキュール類も過剰なまでのラインナップ。「自分の好きなカクテルを作ろう!」的な呼びかけがあり、皆、楽しそうに積極的にカクテルを飲んでいました。
食事は一般的なラウンジメシといったところ。格としてはJALのファーストクラスラウンジと同じはずなのですが、このクオリティでは他エアラインのエメラルド会員は納得しないことでしょう。アライアンス内の質には基準を設けて欲しいところです。
サラダ、エビ、チョリソ、チーズと外さない料理(素材?)のみを頂きます。ケールのサラダが結構美味しい。
サービス形式のレストランはファーストクラス利用者のみ入室が許されます。この中、クリュッグが飲み放題なんだよな
搭乗が開始されたとのアナウンスがありゲートへと向かう。同じターミナルD内での移動なのに電車(?)に乗らなければならず、改めて巨大な空港であることを認識しました。
今回は787のビジネスクラス。座席の配置が幾何学的で、私と妻の並びの席は後ろ向きと珍しい。離発着時の重力のかかり具合が独特で面白かったです。
アメニティのポーチは立派ですが、中身はダイソーで売ってそうな安普請なものばかり。エアラインのアメニティ文化って何なんでしょう。外装のポーチにお金をかけずに中身に力を入れてほしい。
座って前を見た状態。モニタの裏側に、後列の乗客の足があり互い違いに座っているという仕様。モニタはボタンを押せば飛び出して私の正面に躍り出てきます。
ヘッドフォンはバング・アンド・オルフセンの特別仕様。ファーストクラス搭乗時と同様、ヘッドフォンに対する拘りが物凄く、あまり貸し出したくなさそうな雰囲気がプンプンに伝わって来、ちょっとでも隙を見せるとすぐに回収されてしまいます。
やはりモニタは手の届かないところにあるので、操作は手元のコントローラで行います。座席の角度などもソフトウェアから調整することができハイテクである。
日系航空会社とは異なり、就寝時に敷布団はなく大きな枕と掛け布団が与えられるのみです。当然にベッドメイクは自分で行わなければなりません。が、自分のペースでいつでも寝れるという意味では気楽で良い。
深夜フライトであり、かつ、アメリカン航空の機内食には何も期待できないので、2度の食事は全てパスし、写真にある最初から配備されていた水1本しか飲みませんでした。そもそもアメリカン航空はチケット価格が安く、過剰なサービスは行わずハコと移動手段だけを提供するというスタンスなので、これはこれでありよりのありです。ガッツリ眠りこけることを目的にする場合はこういった割り切った航空会社を選択すると良いでしょう。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

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