ビストロおむすび 目黒(Bistro Omusubi Meguro)/目黒

2025年秋に移転リニューアルオープンした「ビストロおむすび 目黒(Bistro Omusubi Meguro)」。以前は代官山や自由が丘にあったそうで、現在は権之助坂を下った目黒川の手前の雑居ビル2階に入居します。
以前は「Marcelo's(マルセロズ)」というイスラエル料理店があったテナントかしら。居抜きに近いのか、どこか見覚えのある内装です。カウンター数席にハイチェアのテーブル席がいくつかあり、トータルでは約20席といったところ。
お酒は高くなく、ビールの小瓶は千円を切り、グラスワインも千円前後で提供されています。クラフトビールの用意もあり、イネディットが1,400円とは良心的です。
シェフは野菜料理が得意と伺っていたので、まずは野菜のテリーヌ。色鮮やかな季節の野菜を幾層にも重ねており、コンソメのジュレで全体をまとめ、素材ごとの食感や本来の甘みを最大限に引き出しています。
キャロットラペも美味しい。一般的なそれに比べると細切りに仕上げており、シャキシャキとした軽快な食感を残しつつ、ほどよくスパイスをきかせた調味で食欲を刺激します。箸休めにはもちろん、酒のツマミにも向いた逸品です。
他方、パテドカンパーニュは水分が分離したような口当たりであり、スポンジを想起させるボソっと感です。個人的にはもっとネットリとした舌触りのものを好みます。
春巻き。甘みのあるアスパラガスに味噌漬けしたクリームチーズを合わせ、春巻きの皮で包んでパリっと揚げました。揚げたての熱々を一口かじると、皮の軽快な食感に続いて、アスパラのジューシーな食感と熱でトロリと溶けたチーズのまろやかさが一体となって押し寄せます。平たく言うとあげぽよです。
わんぱくナポリタン。いわゆるナポリタンのハンバーグのせであり、よく見ると下には玉子焼きも敷かれています。もっちりとした太麺にトマトの酸味と甘みが程よく絡み、郷愁を刺激する味覚です。ハンバーグは見た目以上の密度があり、ギュっとした食感で食べ応えがあります。
以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり9千円ほど。料理の質と量に加え、立地を考えれば悪くないディールです。やはり冒頭の野菜のテリーヌが強く記憶に残ったので、次回はもっと野菜料理中心に注文してみよう。土鍋ご飯やオムカレーも気になる。

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