港区芝の行列店「カレーの店 よすが舎(よすがしゃ)」。もともとは池尻大橋の居酒屋「イザック」内で間借りカレーとしてスタートし、2024年に現在の地に移転オープン。店名は「身や心のよりどころ」という意味だそうです。
店内は小さな厨房とカウンター8席のみの狭小店舗。行列は避けたかったのでオープン直後にお邪魔したのですが、それでも残り3席とギリセーフ。ゲストの殆どが常連のようで「いつもありがとうございます」という店主からの声がけが多く、手堅い人気が感じられます。
カレーは「月替わりカレー」と「週替わりカレー」の2種類のみ。あいがけ対応はありませんがプラス200円で小さな器(写真左上の茶色いの)で追いカレーは可能であり、実質的に2種類の味を楽しむことが可能です。
私のメインのカレーは「バターチキンカレー」。カシューナッツペーストと生クリームをたっぷりと用いており、濃厚でクリーミーな味わい。ナッツのコクと乳製品のまろやかさが一体となり、スパイスの刺激を優しく包み込むようなリッチな口当たりです。チキンは大ぶりにカットされたモモ肉で、程よく脂がのって実にジューシー。
ゴハンはバスマティライスでしょうか。細長くパラッとした質感が印象的で、日本米に比べて粘り気が少なくひと粒ひと粒が独立しています。カレールーを程よく吸い込みつつも決してベチャつくことがありません。大盛り無料・おかわり無料という気前の良さも最高だ。また、付け合わせとして「大根のスパイスオイル漬け」と「紫キャベツのマリネ」の用意もあり、これらは単なる彩りではなく濃厚なカレーをより美味しく食べるための計算されたアクセントとして機能しています。
もんじゃのようにライスを堤防として「ポークビンダルー」の部を建設。インド南西部ゴア州の名物料理をベースにしたものであり、酸味と辛味の鮮烈なコントラストが特長的。ほどよい酸味が煮込まれた豚肉の脂の甘みを引き立て、重層的な旨味へと昇華させています。刺激的な辛さがありながらも後味は驚くほど爽やかで、中毒性の高い味わいです。
美味しかった。このクオリティのカレーを2種楽しんで、旨いライスがおかわりOKで1,400円とは実にお値打ち。なるほど常連になって週替わり・月替わりと極めたくなる気持ちがよくわかりました。自家製アイスクリームも美味しそうで、次回はブルーチーズのアイスクリームも試してみよう。
関連記事
カレーって美味しいですよね。インドカレーも日本カレーも大好き。ただしそれほど詳しいジャンルではなく、スパイスマニアには逆立ちしても勝てないので、意外性のあるオススメカレーをご紹介。
- ラ・ファソン古賀/代々木上原 ←予約必須。欧風カレーの最高峰。
- BRICK(ブリック)/恵比寿 ←カレーという名を借りたレベルの高い牛肉料理。
- コチンニヴァース/西新宿五丁目 ←「なぜここに?」と住宅街に突如現れる本格派。
- SPICY CURRY 魯珈(ろか)/大久保 ←朝の7時から並ぶ必要のあるカレー。
- ゼロワンカレーA.o.D(ZERO ONE CURRY)/三田 ←必ず満足することができる。
- ホットスプーン(Hot Spoon)/五反田 ←カレーというより牛肉料理。
- 薬膳スープカレーシャナイア(Shania)/目黒 ←これ以上の住宅街は無いというほどの住宅街にある名店。
- 東洋軒/赤坂見附 ←和牛の脂のコクが凝縮され、果物の甘味で包み込み、スパイスでキリリと〆るブラックカレー。
- ホンカトリー CURRY & SPICE/御茶ノ水 ←カレーという枠組みを超えた唯一無二の料理。
- カレー&オリエンタルバル 桃の実/水道橋 ←マトンカレーが実に奥行きのある味わい。
- デリー(DELHI)/上野 ←総本山。セットメニューが異常にお得。
- スープカレー屋 鴻(オードリー)/神保町 ←豚骨の旨味がクセになるカレー。
- エチオピア/神保町 ←ルーが絶品。豆サラダと野菜が上々。
- 印度料理シタール/検見川 ←千葉の僻地で大行列の超有名カレー屋。
カレーにまつわる単語が辞典形式にまとめられ、知っていそうで全く知らないカレーエピソードがたくさん詰まっています。気合を入れてカレーを食べに行く前に目を通してから臨むと楽しさ倍増!






