麺天(めんてん)/おもろまち(那覇市)

沖縄には珍しい、讃岐うどんをベースにした本格的なうどん店「麺天(めんてん)」。多くの専門店がアピールする自家製麺ではなく、敢えて香川県の老舗製麺所へ特注しているそうで、沖縄の気候や水質といった環境要因による品質のブレを回避しているのでしょう。
店内はカウンターに7-8席、テーブルが数卓。立派なアンプなども置かれており、仕切りのアクリルボードが無ければカフェのような雰囲気です。観光客向けというよりも、地元のゲストが中心に見受けられました。
私は1,330円の「天盛牛肉玉子うどん」に330円の「やんばり若鳥の天ぷら」を注文。合計で1,660円です。オタロードの「き田たけうどん」を彷彿とさせるボリューム感です。
キリッと冷やされ、強いコシと弾力が際立つうどんに甘辛く煮込まれた牛肉がたっぷりとのせられています。牛肉は「牛丼の具」のように柔らかく、醤油と砂糖の効いた濃厚な味わいが特長的。添えられた温玉が牛肉の旨味とぶっかけ出汁の風味を上手くまとめあげており、円やかながらガッツリとした満足感を生み出しています。
「讃岐うどん」と言えば極太のゴワゴワを想起しがちですが、当店の麺は細くしなやかな仕上がりで、滑らかな口当たりながらコシもキッチリと残した興味深い作品です。ビヨーンとした弾力もあり、大盛にすればよかったという後悔を突き付ける美味しさがありました。
天ぷらの技術的特徴は、注文後に揚げる「揚げたて」 での提供と、厚い衣が特徴の「沖縄の天ぷら」とは明確に異なる薄い衣 にあります。熱々をそのまま塩で味わうもよし、出汁に浸して衣に出汁が染みた後乗せの食感を楽しむもよし。内地風の天ぷらが懐かしくなった際に訪れる店としても機能するかもしれません。
やんばり若鳥の天ぷら。いわゆる鶏天であり、こちらも薄い天ぷら衣で揚げることで、外はサクッと軽く、中はジューシーに仕上がっています。ひと切れが大きくボリュームがありながらも天ぷらならではの軽さで、うどんのコシとも程よくマッチします。
美味しかった。那覇の讃岐うどんと言えば「INDIGO (インディゴ)」「陽より(ひより)」が有名ですが、住宅街にひっそりと佇む当店の実力も中々のものです。カレーうどんも人気のようなので、天丼への展開も気になる。近所にあれば何度でも通いたいくらいのお店です。

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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。