Phakhao Lao Restaurant(パカオ ラオ レストラン)/ヴィエンチャン(ラオス)

観光エリアど真ん中ながら本格的なラオス料理をリーズナブルに楽しむことができるレストランとして評判の高い「Phakhao Lao Restaurant(パカオ ラオ レストラン)」。私の推しの「DoubleTree by Hilton Vientiane(ダブルツリーbyヒルトン ビエンチャン)」から歩いて5-6分の便利な立地。ナイトマーケットも近い。
店内というか全テラス席というかカッコ良く言うと全席オープンエアなガーデンダイニング。植物の密度たっぷりであり目が良くなりそうです。一方で、ディナーは当たり前に蚊が寄ってくるので、気になる方は虫よけスプレーを塗りたくってから訪れましょう。
飲み物は一般的なレストランと同等の値付けであり、ビールが200-300円といったところ。雰囲気ビアガーデンでもあるので、ビアラオの大ビンが良く似合います。
ベジファーストに「LAO SALAD」。どのあたりがラオス風なのか私は詳しくありませんが、葉物野菜を中心にゆで卵のスライスやトマト、牛肉などが組み込まれています。卵黄をすり潰してベースにしたドレッシングが特長的で、マヨネーズよりもまろやかでコクがあり、甘みと酸味が効いたクリーミーな味わいが楽しめます。
サワーソーセージ。正式名称では「ソムムー」であり、ラオス風発酵ソーセージとご理解ください。豚肉にもち米とニンニクを混ぜて発酵させた主役であり、発酵由来のまろやかな酸っぱさが印象的。ちなみに似た料理で「サイウア」というものもありますが、そちらはレモングラスなどのハーブをたっぷり練り込んだ香り豊かな焼きソーセージであり、酸味は控えめでスパイスの効いた肉々しい味わいと炭火の香ばしさが特長です。
看板メニューの「LARB DUCK(アヒルのラープ)」。アヒル肉特有の濃厚な旨味と脂の甘みが、たっぷりのハーブの爽やかな香りと混ざり合います。また、「カオクア」という煎ったもち米を砕いた粉が混ぜ込まれており、香ばしい風味とプチプチとした食感がアクセントとして楽しめます。
カオニャオ。ラオスの食卓に欠かせない主食、もち米です。日本のもち米とは異なり、タつかずに独特の強い弾力とモチモチとした食感を楽しむことができ、ラオス料理特有のハーブやスパイスが効いた濃い味付けのオカズに良く合います。
お魚は揚げて頂きます。フレッシュチリとタマリンドがたっぷりのソースをかけて楽しむひと品で、タマリンド由来のフルーティーでさっぱりとした酸味と、砂糖や魚醤などを合わせた甘辛いソースが、淡白な白身魚の旨味を最大限に引き立てます。唐辛子の辛味が程よいアクセントとなり、味が引き締まってカオニャオとビールが実に良く進む。
以上を2人でシェアし、軽く飲んでお会計はひとりあたり2-3千円といったところ。首都のど真ん中にありながら極めて良心的な価格設定で、東京での生活が馬鹿らしくなる費用対効果です。英語メニューも完備されており注文もスムーズなため、手軽に現地の味を堪能したい旅行者にとって理想的な一軒と言えるでしょう。初ラオスの方のラオス料理入門編として是非どうぞ。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。