ダルマット(DAL-MATTO)/恵比寿

恵比寿駅から代官山方面へ10分ほど歩いた場所にある「ダルマット(DAL-MATTO)」。西麻布に2店舗、六本木にも支店をと、人気のイタリアンレストランです。
ここ恵比寿店は構造が面白く、入口は1階ながらメインダイニングは地階であり、食後は1階に戻ってデザートとお茶を楽しむという「うかい亭」スタイル。

店の格の割にワインは良い値段がするのですが、「ハウスワイン120分飲み放題1,500円」という謎プランがあり、そのワインが価格を考えれば全然飲めるので、賢明な読者はヒャクパー飲み放題でいきましょう。
7千円前後のディナーとしてはかなり手の込んだアミューズが供されます。飲み放題という魅力的な響きも手伝って、この時点でグラスをおかわりしてしまいました。
前菜盛り合わせが魅力的。様々な酒のツマミもといお料理がズラリとならび、やはりこれだけで1~2杯は余裕です。見た目だけでなく1品1品がきちんと美味しい。
パンは2種お出し頂けました。オリーブオイルにも拘りがあり、気前よく3種のご用意。くどいようですが、客単価が1万円を切るお店でこのラインナップは物凄まじい企業努力と言えるでしょう。
スペシャリテの冷製パスタ。この日はイチゴを用いたカッペリーニ(極細パスタ)。見た目の可愛らしさはもちろんのこと、麺の茹で加減から絶妙な塩気、酸味と甘みの使い分けが堂に入っており、普通に、いやかなり美味しいパスタ料理でした。
続いてフォアグラにホワイトアスパラガス。これはまあ、値段相応の味わいと言ったところ。
メインはトンカツ(正式名称はもっとカッコイイ)に松阪牛。それぞれ量こそはミニチュアではあるものの、やはり7千円前後のディナーとしてはかなり気前の良い質および量です。飲み放題というルールも手伝って、白ワイン赤ワイン両手にガブガブ橋本聖子である。
〆にイワシとウイキョウ、松の実のパスタ。量は15グラム単位でリクエストすることができ、私は90グラム、連れは60グラムでのオーダー。間違いなく満腹になるに加え、味も普通に、いやかなり美味しい。「ドンチッチョ」であれば2千円取られてもおかしくないレベルです。
食事を済ませお会計の後は上階でデザートとお茶を。甘味は3種からの選択で、私はバスク風チーズケーキをチョイス。オマケで濃いカラメルのアイスクリームもついて来、くどいようですが7千円前後のディナーとしてはかなり気前の良い質および量です。何回転しようが急かされずのんびりできるのもいいです。
おまかせのコースに飲み放題を付けてひとりあたり9千円。これはもう、めっちゃくちゃお値打ちですねえ。もちろん金さえ積めば旨いものなど無限にありますが、そんなウニにキャビアを山盛りのせて大工のようにトリュフを削る料理はネタの尽きたアホのすることなので比べる必要は無し。そう強く思えるほど当店のバランス感覚はあまりにも尊い。気軽なデートや女子会にどうぞ。

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