フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ/石垣島

石垣島の中心地から車で北西に15分ほど走ったところにある「フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ」。ひとりでダイビングに来る場合は市街地に泊まるのですが、今回は連れとロマンティック・ナイトをエンジョイする必要があるので、きちんとしたリゾートホテルを予約しました。我々はレンタカーで訪れましたが、空港からホテルまで無料の送迎バスが運行しており便利です。
開放的で夏の香りを感じるセンスの良いロビー。チェックイン時刻よりも早めに到着してしまいましたが、どうせコロナ禍でガラ空きだろうから(ちなみにこのホテルを予約したのは2日前で、その時点では予約サイトから確認するにガランガランでした)早く通してくれるだろうと高を括っていたのですが、レセプションからはチェックイン時刻の15時にならないと意地でも部屋には入れないという謎運用。交渉の余地を1ミリも感じさせない冷酷な拒否であり、この時点でかなり心が閉じました。
仕方が無いのでチェックイン時刻まで荷物を抱えたまま敷地内を散策します(写真は公式ウェブサイトより)。敷地内には我々のような部屋待ち難民が大勢おり、どう考えてもこっちのほうが絵的に美しくない。コストは変わらないのだから、部屋が空いているのであればどんどん前倒しで入ってもらって、気持ちよく過ごして楽しんでもらえば良いと思うのだけれど。ドバイの「ジュメイラ エミレーツ タワーズ(Jumeirah Emirates Towers)」は朝の7時に到着したというのに快く通してくれ、その結果、次も泊まろうと私は決めているのです。
ロビーの従業員たちはイマイチでしたが、プールやビーチなどアクティビティ系の設計はとても良い(写真は公式ウェブサイトより)。音楽のセンスも良く、クルーズ船に遊びに来ているような雰囲気です。
ポイントは子供向けのめちゃんこ楽しいプールが用意されている点でしょう。大人向けプール・子供向けプールと明確に分けているわけではないのですが、写真のプールが子供にとって圧倒的に魅力的に映るようで、自然と上手くゾーニングされていました。私はうるさいガキが大人のエリアに闖入してくることと、それを許す親がとても嫌いなのです。
ちなみにプールのすぐ脇に綺麗なプライベートビーチが広がるのですが、そちらで遊んでいる人は居ませんでした。ビーチは目で愛でて、実際に遊ぶのはプール。わかる気がする。
ちなみにかなりしっかりしたインドアプールもあって、温度調節もバッチリ。こちらのプールにも子供向けのウォータースライダーがあり、浮き輪なども自由に使って良かったので、日焼けを嫌う我々は水回りをずっとこちらで過ごしました。貸し切り状態で心地よし。
15時になり、ようやく入室。ヴィラタイプの部屋なのですが、広さは30平米強とそれほど広くはありません。設備はかなり古く歴史を感じるのですが、掃除は行き届いておりピカピカです。
骨董品級のテレビに心和む。メルカリに出したら意外に高値で売れるかもしれません。ミニバーは無くポットとティーバッグがあるだけのビジネスホテル仕様。ネットは下り10Mbpsとやや遅め。
バスルームもそのへんのビジネスホテルと変わらない殺風景な仕様ですが、大浴場があるので問題ないでしょう。その大浴場は温泉ではないものの中々のサイズ感であり、露天風呂・サウナ・ジャクージまで完備と機能的でした。
夕食は「BEACHSIDE GRILL 夏至南風 (カーチバイ) 」というBBQレストランへ。食べ放題飲み放題で8千円。リゾートホテルでの食事という意味では、まあ、こんなもんでしょうか。詳細は別記事にて
色々と書きましたが、1泊1室3万円弱という意味では、こんなもんかもしれません。色々と融通がきかなかったり、感じの良い従業員とそうでない従業員の差が激しかったりするので、接客に重きを置く方にとってはイマイチかもしれませんが、プールまわりのセンスは良くハコそのものは悪くないので、アラサーが友達同士で訪れるにはちょうど良いでしょう。

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1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。

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