うなぎの豊川/富雄(奈良)

富雄駅から徒歩7~8分に位置する「うなぎの豊川」。ミシュランではビブグルマンに選出、食べログでは百名店入りしています。近くには「みつ葉」「華山」「臥龍坊」と有名ラーメン店がひしめき合い、妙に行列の多いエリアです。
カウンターにテーブルがいくつかと小上がりといった小さな店内。基本的には予約が必要なのですが、タイミングが良ければ予約ナシでも入れたりします。1人のほうがウォークインできる確率は高いかも。高校生~大学生に見えるバイトも多く、「和やまむら」にせよ、このあたりの労働力には若手が期待されているのかもしれません。
コース料理も魅力的だったのですが、今回はアラカルト注文。まずは白焼き。2,600円。実に品の良い焼き魚であり。バリ、ジュワというナイスな食感がループします。
私は「蒲焼ごはんセット」を注文。うな重が別皿になって提供されるスタイルです。私は白焼を白米で食べるというブラン・ド・ブランを試してみたかったのでこのような注文をしましたが、他のお客さんは皆、鰻重を注文していました。
これが私の鰻ちゃん。関西風の調理であり蒸しの工程が無いためバリっとした歯ざわり。それでもバリバリに焦がすほどの勢いかというとそうでもなく、鰻のジュワフワした食感も堅持しています。
肝吸いも付帯します。スープの調味が結構しっかりしていて鰻に負けない味覚。
連れは鰻重を注文。まるまる1尾入った上質な鰻重が税込み3千円というのは良心的。ちなみにタレが物足りなければ卓上にあるタレ瓶から好きなだけドバることができます。
白焼きを2人で分けて食べて、それぞれ鰻を1匹食べて、お会計は合計で8,600円。ランチとしては高価ですが、鰻料理というジャンルでは実にリーズナブル。そりゃあ人気が出るわけだ。近所にあったら通い詰めちゃいそう。デザートはもちろんココから歩いて5分の「みやけ」に決まり!

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。