滋賀はその実力を過小評価されている県である【第2弾】

前回の「滋賀はその実力を過小評価されている県である」ですっかり滋賀の魅力に取りつかれた私。今回も週末を利用して1泊2日のショートトリップ。新幹線で京都に入り、比良山→比叡山→近江八幡→彦根を巡り、米原から新幹線で戻る旅程です。


■比良山荘(ひらさんそう)
京より奥へ、奥へ、更に奥へ。延暦寺の向こう側、びわ湖バレイの裏っかわ辺りにある「比良山荘(ひらさんそう)」。食べログ4.52でゴールドメダル獲得(2020年10月)と、色々と神格化されがちですが、私は普通に電話してサクっと予約できました。
2万円のコース料理に税やらサービス料やらで、お会計はひとりあたり3万円弱といったところ。鮎をたらふく食べ、熊肉に舌鼓を打ち、マツタケをザルのように食べてこの支払金額はお値打ち。それぞれの料理も期待を全て超えてきており、要するに大変満足したランチでした。詳細は別記事にて


■比叡山延暦寺
https://www.hieizan.or.jp/
最澄がオープンした日本の仏教界の最高峰。一時は織田信長にテロリスト集団と認定され焼き討ちに合いましたが(実際はそんなに焼かれてないらしい)、明智光秀・豊臣秀吉・徳川家康の手によって復興されました。妙に明智光秀推しでありNHKの大河ドラマの波に乗っかている感もあります。
中心となるお堂が十数年かけての修復中であり、その様子を見ることができるのが楽しい。建物全体をさらにデッカイ建物で包み込み、その中で作業を行うという大胆な修復作業です。ちなみに延暦寺に辿り着くには有料道路を必ず通過する必要があるのですが、その料金が目が飛び出るほど高いのでご注意を。おそらく費用対距離では世界一の酷さを誇る有料道路でしょう。


■招福樓(しょうふくろう)/八日市
偉大な料理人を輩出し続ける「招福樓(しょうふくろう)」。滋賀は八日市という、あまり馴染みのない土地ながら食べログ4.44でシルバーメダルを獲得しています(2020年10月)。詳細は別記事にて


■ラ コリーナ近江八幡
https://taneya.jp/la_collina/
和菓子の「たねや」ならびに洋菓子の「クラブハリエ」を展開するたねやグループが近江八幡に開いたコンセプトショップ。トトロでも住んでいそうな独特の世界観。混むと聞いていたのでオープン時間の9時に訪れたのですが、既に数十人の開店待ち行列が生じている人気の観光スポットです。
平たく言うとカフェやフードコートがあるだけの広場なのですが、この集客力は何なんでしょうか。ハコが立派であれば客は集まってくるものなのか。観光学の研究対象として興味深い場所でした。


■クラブハリエ ジュブリルタン(CLUB HARIE J'oublie le temps)/彦根
https://www.takemachelin.com/2020/11/club-harie-joublie-le-temps.html
上述の「たねや」並びに「クラブハリエ(CLUB HARIE)」系列。当店はパン屋として食べログ百名店にも選出されており、地元ではかなりの人気であり、私が10時に訪れた際はベーカリー側で行列が生じていました。レストラン棟はまだランチには早い時間なので、スルっと入店することができます。
テラス席、カフェスペース、ダイニングスペースを含めれば結構広く、トータルで50席近くはありそうです。「近江牛のバームバーグ」「近江牛のビーフシチュー」など近江牛を用いた料理が目玉商品です。詳細は別記事にて


■彦根城
https://www.hikoneshi.com/jp/castle/
「ひこにゃん」で有名な彦根城。日本の城の中で天守が現存しているのは12城だけであり、その中でも国宝にしていされているのは姫路城、松本城、犬山城、松江城、そして彦根城だけです。なのですが、歴史的な重要度はさておき観光地としては全然つまらない。この凡庸な観光地を一躍スターダムにのしあげた「ひこにゃん」のパワーは尊敬に値します。前述の「ラコリーナ」と同じく観光学の研究対象として興味深い場所でした。
ちなみに2021年3月末まで「彦根観光協会」が「ひこね宿泊割引キャンペーン」を実施しており、GoToトラベルと上手く組み合わせれば無料に近いレベルで遊びに行くことができるので、ひこにゃんに目がない方は是非どうぞ。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。