威南記海南鶏飯 日本本店/田町

Wee Nam Kee Hainanese Chicken Rice、威南記海南鶏飯、ウィーナムキーハイナンチキンライス、書き方が色々すぎて大変。いずれにせよ、シンガポールナンバーワンのチキンライスブランドらしいです。シンガポール政府が国賓をもてなす際には当店のチキンライスを振る舞うらしいです。
田町のコンクリートジャングルに出現する緑のオアシス。これは素敵なロケーション!
入口ではカッチョエエ看板が出迎えてくれます。
壁は全てガラスであり、外のグリーンが気持ち良い。テラス席もあったので、春秋であれば最高に気持ち良い食事となること間違いなし。
シンガポール名物ホッケンミー。これのどこがホッケンミーなんだ。ホッケンミーの厳密な定義は存じ上げませんが、少なくとも私がシンガポールで食べたどのホッケンミーとも異なります。こんなスープジャブジャブのってあり?麺は象が踏みつけたんじゃないかってぐらフニャフニャで食感が無く、病人の流動食のようです。スープも変に甘ったるく食えたもんじゃない。地獄のランチの始まりだ。
チキンライスについてくるスープは、鶏の旨味にジンジャーがきいて美味しかったです。
チキンライスの蒸し。つ、冷たい。。。さめたどころの騒ぎじゃなくて、根本的に冷たい。わざわざ冷水で締めてあるらしいのですが、あまりに冷たすぎて味わうとかそういう次元に入れない。アナザーディメンションすぎるこのチキンライス。
スープで炊いたライスはスープ同様、良い出来です。ただ、炊きたてアッツアツというわけではなく、妙にぬるい温度。
チリソースにショウガを混ぜ合わせて、
卓上のタレと共にゴハンにぶっかける。実はこれが一番美味しかったりして。しかしこのタレは何かなあ。変に舌がザラつくし、その後も慢性的な喉の渇きが続いて苦しかった。
納得がいかないのでチキンのローストも。ぐぬぬ、冷たい。根本的に冷たい。しかも、見栄えだけはちゃんとしてるものの半分近くが骨で可食部が全然ない。酷い話だ。

また、提供時間も異常に遅いんですよね。十番の海南鶏飯食堂や渋谷のガイトーンなら注文してすぐに提供されるのに、当店は注文から20分近く待たされる。これは別に我々のテーブルだけでなく、どのテーブルも同じであり、食べている客はおらずほとんどが暇そうに待っているんです。何か哲学があってチキンを冷やしているのだとは思いますが、その工程さえ省けば時短になるだろうに。

サービスも昇り階段を降っているような違和感でした。どの店員にも覇気や笑顔がなく、勘の鈍い受け答えしかできない。色々お願いすると舌打ちでもしかねない態度です。料理が出ないから基本的に店員もヒマしてるのに、テーブルウォッチが疎かで、水すら持ってきてくれない。その原因が店員同士でダベったりしてるからで、さすがに腹に据えかねました。

屋台でチキンライスを掻き込む状況であればそのような態度も許容できるのですが、都心の一見オシャレ風な雰囲気の店でかなりの金額を請求しておいてここまでレベルの低いサービスを受けるのは心の底からツラタンです。

ホームページではフランチャイズを大募集しているし、あまり客のことは向いていない、ビジネスライクなレストランなんでしょう。しばらくは話題先行で盛り上がると思いますが、どこかで姿勢を正さないと、東京で長くはやっていけないんじゃないかなあと思いました。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。



威南記海南鶏飯 日本本店
昼総合点★★☆☆☆ 2.0