日本で初めてミートソースを提供し、日本最古のイタリア料理店を起源とするホテル「ホテル イタリア軒」。創業150年を超える歴史を持ち、現在はNSGグループ傘下の株式会社イタリア軒が運営しています。ちなみにNSGグループとは新潟県を中心に地域活性化と事業創造に取り組む企業集団です。
新潟市内に滞在する際は「ホテル日航新潟」や「JR東日本ホテルメッツ 新潟」など味気ないビジネスホテルばかりを選んでいましたが、なるほど当館は「新潟の鹿鳴館」と称されただけあって風格が感じられます。
ちなみに5階には当館を歴史を伝える資料館のようなものがあり見ごたえがあります。物語の始まりは1874年(明治7年)、イタリア人ピエトロ・ミリオーレが創業し、新潟の政財界リーダーが集う社交場としての役割も担いました。時代に合わせて建物を進化させ、1976年には宿泊施設を備えた本格的なホテルへ転身し、現在に至ります。
部屋数は80室程度であり、私は「エグゼクティブシングル」に予約を入れました。歴史あるホテルではありますが、適宜リニューアルは進めているようで、お部屋の仕様は一般的なビジネスホテルと同等です。広さは16平米ぐらいかなあ。少し動くと腕やら膝やらをカドにぶつけてしまうくらの広さです。
また、ポットやコーヒー、お茶類の用意も無く、ある意味ではビジネスホテルよりもドライかもしれません。この装備で「エグゼクティブ」を主張するのは無理があると私は思う。ウェットエリアは思いのほか広く、全体で16.5平米のお部屋にバスタブ付きというのは珍しい仕様です。水回りはピカピカに保たれており、使い勝手も悪くありません。
朝食は1階のイタリアンレストラン「マルコポーロ(Ristorante MARCO POLO)」へ。「じゃらん」で何度も表彰されているそうで、なるほど新潟の物産展たる朝食であり、その評判の良さにも納得。詳細は別記事にて。
老舗のホテルは古いだけでパっとしないことが多いですが、当館は程よく機能的で快適に過ごすことができました。これでシングル1泊1万円強というのは悪くないディールであり、次回の新潟滞在時も最初の検討候補となりそうです。朝食は1階のイタリアンレストラン「マルコポーロ(Ristorante MARCO POLO)」へ。「じゃらん」で何度も表彰されているそうで、なるほど新潟の物産展たる朝食であり、その評判の良さにも納得。詳細は別記事にて。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。







