バーレイヘッズにある人気のクラフトビール醸造所「Black Hops Brewery Burleigh Heads」。2014年に「3人の仲間」による情熱的なプロジェクトとして始まり 、数々の賞を受賞する全国的なブランドへと急成長を遂げました 。しかしその栄光の裏で深刻な内部対立と財務的崩壊が進行し、最終的には経営破綻に至りました。現在は新たな経営陣による買収を経て、ブランドの未来を賭けた再生の物語が始まったばかりです 。
Black Hopsは大規模な工場やタップルームなども保有しているのですが、ここバーレイヘッズはブランドのアイデンティティが鋳造された最初の醸造所であり、「HQ(本部)」として認識されています。倉庫に椅子やテーブルを並べただけのざっかけない空間ですが、どこか海の家のような心安らぐ雰囲気が流れています。
カウンターには16本のタップがあり、グラスでのオーダーはもちろんテイスティングパドル(複数種の試飲)の用意もあります。値段は大き目のグラスで10-15ドル、4種の試飲で22ドルという悪くない価格設定です。
いろいろ試しましたが私はトロピカルフルーツの風味が爆発する「G.O.A.T. (Hazy IPA, 6.0% ABV)」がお気に入り。元々は2018年のオーストラリア国際ビール賞(AIBA)のために少量生産されたビールで、そこで金賞を受賞したことがきっかけで定番商品となったそうです。 現在は再建の真っただ中であり、情熱に突き動かされたストーリー中心のスタートアップ段階から、専門的な経営管理と財務規律を重視するビジネス段階への移行を意味すると言えるでしょう。新CEOは有名酒造メーカーで経験を積んだ業界の大ベテラン。この醸造所で生まれたブランドストーリーと文化を、いかにして損なわずに維持していくかが注目されています。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。