【2024年3月最新】日本のヒルトンに全部泊まったので感想を整理しました。

日本にあるヒルトン系列に全て泊まったので感想を整理しました。★は私の思い入れの強さ、¥マークは1泊の目安です(コロナ以降は価格変動が激しいため相対的な差のみを表現)。

なお、私は家族連れが多いガヤガヤした状況が苦手であり、そういったホテルはいきおい★が少なくなりがちです。しかしながら、見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となるとも言えます。★の多寡を妄信しないようご注意下さい。

また私はヒルトンの最上級(ダイヤモンド)会員であるため、無料のアップグレードや無料の朝食、ラウンジの利用、あんなことやこんなことドラえもんみたいな特典があります。プレーンな予約に比べると支払金額以上の価値を得ているので、こちらについてもあまりアテにせず割り引いて捉えて下さい。

それでは北東から南西に向かって順番にご紹介していきましょう。気になるホテルがあればリンクから個別記事へどうぞ。

ヒルトンニセコビレッジ(Hilton Niseko Village)
★ ¥(夏季)
雪の季節でなく夏に避暑で訪れました。箱は古いですが綺麗にメンテナンスされており、温泉大浴場もあります。「ピュア」という自然体験グラウンドが営業されており、様々なアクティビティを楽しむことができます。生活音がよく響き、また館内で営業している飲食店が少ないのは残念。

■旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションbyヒルトン(Kyukaruizawa Kikyo, Curio Collection by Hilton)
★★★ ¥¥¥
東急不動産が「旧軽井沢ホテル」を取得し、ヒルトンとタッグを組んでリブランドオープン。軽井沢駅から徒歩で15分ほどですが、宿泊客は電話をすればメルセデスで何度でも送り迎えしてくれます。どの部屋も広く静か。カクテルタイムの客層が素晴らしい。朝食の野菜の種類と鮮度が素晴らしい。

■ヒルトン成田(Hilton Tokyo Narita Airport)
★★ ¥
機能的で安価。いわゆるエアポートホテルですが周辺には観光地も多く、日本在住者は狙い目。プールやジム、大浴場などの設備が充実している夏のBBQプランも楽しい。外国の航空関係者ばかり泊まっているので海外に来たような気分です。

■ヒルトン東京ベイ(Hilton Tokyo Bay)
★★ ¥
ディズニーのオフィシャルホテルのため客層は最悪。一方で、日中は皆ディズニーへ行き夜は疲れ切って早く寝るため意外に静か。エグゼクティブラウンジも空いていて、思いのほか快適です。

■コンラッド東京(Conrad Tokyo)
★★ ¥¥¥
ヒルトングループにおける最高級ブランド「コンラッド東京(Conrad Tokyo)」。カクテルタイムに手が込んでおり満足度高い。プールは都心のホテルとしてはきちんと25メートルを確保しており素晴らしい。

■ヒルトン東京お台場(Hilton Tokyo Odaiba)
★★ ¥¥
日航からリブランド。羽田からバスやタクシーで20分で着くことができ、車であれば都心の観光地に出るに思いのほか便利。「庵スパ TOKYO」やエグゼクティブラウンジもセンスいい。

■ヒルトン東京(Hilton Tokyo)
星なし ¥¥
古くてボロくて超混んでいる。設備もダサい。エグゼクティブラウンジの客層も悪い。団体客向けのホテルです。

■ヒルトン横浜(Hilton Yokohama)
★★ ¥¥
機能的。広くて綺麗な高級ビジネスホテルといった印象です(褒め言葉です)。東京の同クラスのホテルに比べると何割か安く、羽田からもそう遠くは無いので、海外からのゲストに敢えて横浜エリアを進めるのもアリかもしれない。

■ヒルトン小田原リゾート&スパ(Hilton Odawara Resort & Spa)
★★ ¥¥
目玉は何と言っても充実した共用設備。チェックインの前でも後でも利用することができるので、理論上は1泊するだけでとんでもない時間を当館で過ごすことができます。駅から無料のシャトルバスも出ており価格設定を考えればかなり使えるヒルトンです。

■ダブルツリー by ヒルトン富山(DoubleTree by Hilton Toyama)
★★★ ¥
清潔で機能的。朝食がとても美味しい。費用対効果が抜群で、ヒルトン系では一番の穴場。

■ヒルトン名古屋(Hilton Nagoya)
★★ ¥¥
全ての設備が機能的でありストレスを感じることが殆どない。フィットネスセンターが充実。朝食のラインナップが豊かでとても美味しい。

■ROKU KYOTO LXR Hotels&Resorts(ロク エルエックスアール)
★★★ ¥¥¥
京都の中心からタクシーで15分かそこらで全くの非日常。目玉はサーマルプールで天然温泉を使用しており冬でも楽しむことができます。お隣の「アマン京都」の半額、「パークハイアット京都」や「リッツカールトン京都」に比べてもひと回りお手頃です。

■ダブルツリー by ヒルトン 京都東山(DoubleTree by Hilton Kyoto Higashiyama)
★ ¥
デスクがちゃんとしていない・回線が遅い・壁が薄いの三重苦。ビジネス利用は厳しいですが、旅行者が寝に帰るだけ、という用途なら悪くないかもしれません。

■ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸(Hilton Garden Inn Kyoto Shijo Karasuma)
★ ¥
京都駅から真っ直ぐ一本道でアクセス至便。ヒルトンの低価格ブランドであるため、どことなく安普請な雰囲気は否めません。従業員のレベルは低く、その数も少ない。安くて清潔で便利でそこそこ広いホテルという意味では当館の利用価値は高く、英語が流暢なアパホテルといったところ。

■ヒルトン大阪(Hilton Osaka)
星なし ¥¥
良くも悪くも都心のヒルトンだなあという印象です。便利ではあるものの古臭く、団体客が幅を利かせており、総じてパっとしません。あくまでアメリカからの出張者をお迎えする場合や、学会や見本市などで数百室を押さえなければならないなど、特殊な用途に限定して利用すべきホテルに感じました。

■コンラッド大阪(Conrad Osaka)
★★★ ¥¥¥
空間よしサービスよし客層よし。エグゼクティブラウンジの運用も素晴らしく、朝食も美味しい。プレーンなヒルトンの倍の価格設定ですが、それ以上の価値があります。大好き。

■ヒルトン広島(Hilton Hiroshima)
星なし ¥¥
2022年のクソホテルオブザイヤー。開業から1年経っても改善の兆しは見られず、これはだめかもわからんね。

■ヒルトン福岡シーホーク(Hilton Fukuoka Sea Hawk)
★ ¥¥
良くも悪くもヒルトンらしいヒルトンで、とにかく設備が古いのが難点。とはいえ何だかんだ空港からはバリ近く、MICEとして使うには悪くない施設なので、しぶとく生き残りそうな気もします。

■ヒルトン長崎(Hilton Nagasaki)
★★★ ¥¥
長崎駅の西口正面に位置しMICE施設「出島メッセ長崎」にも隣接。ビジネスにも観光にも抜群の立地を誇ります。目立ったコンテンツはありませんが欠点も全くなく、一度として嫌な思いをすることはありませんでした。エグゼクティブラウンジの客層も非常に良い。

■ヒルトン沖縄瀬底リゾート(Hilton Okinawa Sesoko Resort)
★★ ¥¥
程よいサイズ感で居心地の良いリゾートでした。派手な設備は無く敷地も広いとは言い難いので、エンタメ感を重視する家族連れにとっては少し違うかもしれませんが、大人の夫婦やカップルが静かに沖縄の海を愛でるといった使い方に向いています。北部観光の拠点とするのも良いでしょう。

■ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート(DoubleTree by Hilton Okinawa Chatan Resort)
★★ ¥
北谷という浮かれた街にありながらLCCのようにかなり割り切ったサービスで、旅慣れた方にとってはかなり使えるホテル。何よりお隣のヒルトンの設備も使えるのも良い。週末には目の前で花火が上がります。

■ヒルトン沖縄北谷リゾート(Hilton Okinawa Chatan Resort)
★★ ¥¥
ハコは一般的なヒルトンですが、オペレーションがとても上手くいっているように感じました。プールはスライダーも設置されている県内最大級のもので、かつ、お隣の「ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート」と施設を共用しており、夏場は遊び場としてかなりの選択肢があるでしょう。

■ダブルツリー by ヒルトン那覇首里城(DoubleTree by Hilton Hotel Naha Shuri Castle)
★★ ¥
子連れ向けの安価なホテルなので客層はとても悪い。カップルが泊まると肩身の狭い思いをするかもしれません。ビジネスでの滞在などもってのほかですが、上手く使えば費用対効果は大変高いホテルです。

■ダブルツリー by ヒルトン那覇(DoubleTree by Hilton Naha)
★★ ¥
費用対効果が大変良いホテル。ビジネスホテル以上シティホテル以下というポジショニングは出張族にとって打ってつけであり、空港からタクシーで10分と使い勝手は抜群。徒歩10分ほどの場所にある地元のスポーツクラブと提携しており、宿泊客は無料で利用することができるのが面白い。

■ヒルトン沖縄宮古島リゾート(Hilton Okinawa Miyako Island)
★★ ¥¥
ヒルトンらしく手堅くまとめたなという印象のリゾートホテルでした。特徴が無いのが特徴。とは言え宮古島にこのクオリティのハードとソフトを両立させる宿泊施設は中々なく、とりわけスタッフのレベルは離島とは思えないほど高い。宮古島における旅の思い出を手堅いものにしたい観光客にとっては、選択肢の一巡目に入れるべきホテルでしょう。

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