PASTAIONE OKINAWA(パスタイオーネ オキナワ)/久米(那覇)

麻布十番の人気パスタ屋「ラ・パスタイオーネ (La Pastaione)」がコロナ禍での閉店を経て「PASTAIONE OKINAWA(パスタイオーネ オキナワ)」として沖縄に復活リブランドオープン。住所は那覇市久米で、県庁前駅から歩いて7-8分。中国庭園「福州園」のすぐ近くです。
店内はスタバっぽい雰囲気で、カウンターが7-8席にテーブルがたくさん。テラス席に個室もあり広々としています。ムッシュ隈研吾の息子さんのムッシュ隈太一 が店舗の設計監修を担ったそうです。
アルコールは値付けが幅広いですね。グラス800円のカジュアルなものもあればウォークインセラーに数万円のものが並んでいたりと、沖縄で受け入れられるかどうかは大いに疑問が残るスタイルです。他のゲストを見渡してみると、結局みんなビールばっかり飲んでました。
まずは「炭焼きレタスとハーブのサラダ」。レタスを炭焼きにするという料理はありそうでなく、ふんわりと炭の香りが漂い食欲を刺激します。ハーブ類の独特の苦味とも相俟ってスターターに最適。
「やんばる若鶏のレバーパテ」はネットリと滑らかな口当たりで若鶏の肝臓とのネットワークが構築されます。脂質も豊かであり、もしフォアグラが規制されたとしてもコレがあれば良いかなというお気持ちです。
パンは、、、まあ、普通のパンですね。店構えやパスタにそこまで拘るのであれば、パンにもう少し気を配っても良いかなと感じました。もしくは割り切って出さない、とか。
「ナッツを纏った猪のからあげ バルサミコソース」もなかなか見かけない料理ですが、中華料理の黒酢酢豚のような方向性で興味深い味わいです。もちろん豚肉よりもマッチョな味わいであり、ゴリゴリとした食感がクセになる美味しさです。
「イカスミを練り込んだタリオリーニ 島唐辛子のペペロンチーノ」は美味しいのですが、場所が場所だけにイカスミを用いたそうめんチャンプルーに錯覚してしまいました。だとすると、これでひと皿1,600円は割高に感じてしまいます。
「トマトソースとペコリーノチーズのピチ」は味は大変良いのですが直接材料費に比して量が少なく、敢えて沖縄で食べる必要もなかったかなあというお気持ちです。
「あぐー豚ロースの炭火焼き」も悪くはないのですが、ご覧の通りの味わいでありトキメキはありません。豚肉文化圏の沖縄においては認められない費用対効果の悪さです。「末廣ブルース」のバリ旨い炭火豚串焼きが1本300円程度であることを考えれば何だかなあ。
以上を食べ、そこそこ飲んでお会計はひとりあたり1万円弱といったところ。総じて料理のレベルは高く、東京の人気イタリアンレストランに比肩する味わいなのですが、支払金額もそれに応じたものであり、結果、あまり印象に残りました。個人的には「ワイン食堂トランク(Trunq)」のように、バーンとわかり易い料理で量も多くワインもお値打ち!みたいなお店が好みです。

食べログ グルメブログランキング


関連記事
寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

宝島(上) (講談社文庫) [ 真藤 順丈 ]
価格:924円(税込、送料無料) (2024/2/4時点)

沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。