ダブルツリー by ヒルトン 京都東山(DoubleTree by Hilton Kyoto Higashiyama)

清水五条駅すぐ近くに開業した「ダブルツリー by ヒルトン 京都東山(DoubleTree by Hilton Kyoto Higashiyama)」。開業と言っても、つい先日まで「ホテル センレン京都」と言う名で営業しており、そのまま居抜きで看板を掛け変えたようです。
玄関から地階に潜ってロビーという変わった構造。前身の「ホテル センレン京都」は2021年3月に開業したばかりで僅か1年9ヶ月しか営業しておらず、何かあったのかと事情を知りたくなります。なお、当館でもチェックイン時にはダブルツリー定番のチョコチップクッキーがプレゼントされます。
お部屋は「キングデラックスジャパニーズルーム」にご案内頂けました。これはかなり斬新な間取りですねえ。玄関で靴を脱ぎ、ウェットエリア兼廊下を通って畳敷き(?)のベッドルームへと繋がります。
テレビの位置も変わっていて、こんな感じです。テレビ内にいくつかのアプリはインストールされているのですが、テレビそのものにキャストすることができないのは不便。また、回線速度も下りで30MBpsと、それほど速いわけではありません。
トイレは独立型で使い勝手良し。他方、クローゼットは狭小であり、中長期での滞在には不向きかもしれません。そういえば小さなテーブルはありつつも、きちんとしたワークデスクやチェアも無いので、ビジネス使いには向かないホテルに感じました
入ってすぐのウェットエリア兼廊下。靴を脱いで入室する前提の設計は清潔で良いですね。化粧台も広々としており使い勝手が良いです。他方、この廊下の部分が響くのか、上階や隣室のゲストの生活音が超うるさく、建屋としての構造がチープに感じました。
ベッドルームに比べるとバスルームは広々としており、大きなバスタブまで設置されています。この価格帯で大浴場(後述)を用意しつつ、各室のバスルームもしっかり広いというのは珍しいかもしれません。
共用設備に参ります。こちらはフィットネスセンターで、全158室という規模のホテルの割に充実した設備に感じました。
大浴場もあります(写真は公式ウェブサイトより)。私は部屋のお風呂で済ませましたが、日本の年配の方は大浴場に対する並々ならぬ拘りがあるので、大浴場があるという事実だけでも素晴らしいと言えるでしょう。
「OPEN」と言う名のラウンジバー。レセプションの隣にあり、ダイヤモンド会員向けのカクテルアワーの会場も兼ねています。それにしてもこの店名、「ただいまOPENはCLOSEしています」「OPENがOPENしました」のような下らないやり取りがなされはしないかと勝手に心配してしまいました。
カクテルアワー(当館では「ハッピーアワー」と呼称)は17-18時に開催。ツマミは出さず飲み物だけの提供であり潔い。最近のヒルトンはカクテルアワーにつき大変さっぱりした対応を取ることが多いです。
朝食はロビー階のオールデイダイニング「OPEN」へ。内装は和の雰囲気を感じさせるのですが、料理については焼魚と玉子焼きがある程度であり、完全に欧米調の朝食です。詳細は別記事にて。
同じ価格帯で比較した場合、同じヒルトン系で言えば「ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸(Hilton Garden Inn Kyoto Shijo Karasuma)」のほうが個人的には好きでした。やはりデスクがちゃんとしていない・回線が遅い・壁が薄いの三重苦は私の逆琴線に触れてしまいます。旅行者が寝に帰るだけ、という用途なら悪くないかもしれません。

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