よし鳥(よしちょう)/目黒

目黒駅から歩いて7-8分、権之助坂から少し脇に入ったところにある「よし鳥(よしちょう)」。定休日は土曜・日曜と、住宅街にある焼鳥屋としてはかなり攻めた営業スタイルです。
店内は広く、焼き場を取り囲むカウンター席にテーブル席、お座敷もあります。ザっと見る限り50席以上はありそうで、焼鳥専門店としては目黒最大級かもしれません。
アルコールの値付けは良心的で、瓶ビールが660円に日本酒は1合で千円を切ります。なんと「多満自慢」という東京のお酒は2合で1,200円と、下手なレストランのミネラルウォーターよりも安いかもしれません。
お通しは肉のお団子に車麩、大根などの炊き合わせ。品の良いお出汁が食材に染み入り、心あたたまる味覚です。
鳥わさ。上質なササミ肉の表面を軽く炙って頂きます。チューブのワサビと醤油をポイっと出して終わり、みたいな手抜きではなく、きちんとソース化して和えており、真心が伝わります。
「よし鳥サラダ」はビッグサイズ。単なるグリーンサラダとメニューには記載されていましたが、葉物は新鮮で質も良く、ドレッシングも上手く回っており美味しかった。
串焼きに入ります。つくねは程よい挽き方で、ザラっとした歯ごたえを楽しみます。タレの甘味は結構強く、分かりやすい味わいです。ちなみに鶏肉は播州地鶏や大山地鶏、甲州地鶏など部位によって使い分けをしているそうです。
せせり。首のお肉でコリコリとした食感が特長的。肉が美味しいだけに、ネギは別にいらんかったかも。
ハツモト。心臓の付け根部分であり、サクサクとジューシーが同居するナイスな味覚です。
こちらはハツ。ハツモトのサクサク部分を集めており、スナック菓子のように順風満帆に食べ進めることができます。
レバー。鉄っぽい味が強く、好みが分かれるかもしれません。もちろん私は好きな味なので、恐らくもっと大量の「レバーステーキ」を注文すれば良かったと少し後悔。
〆にチキン南蛮。なのですが、これはちょっと思っていたのと違いました。肉そのものは悪くないのですが、ソースがタルタルソースっぽくなく所謂オーロラソースに近いものです。私は「おぐら」のように卵たっぷりコッテリどろどろなソースが好きなのだ。
とは言え串焼きのレベルは総じて高く、料理も豊富で酒は高くないという酒場として完璧なお店でした。スタッフも多く、みな感じが良いのがいいですね。客単価3万円を超える超高級店もいいですが、個人的には焼鳥屋とはこれぐらいでちょうど良い・これぐらいがちょうど良いと感じたディナーでした。

食べログ グルメブログランキング

関連ランキング:焼き鳥 | 目黒駅


関連記事
焼鳥は鶏肉を串に刺して焼いただけなのに、これほどバリエーションが豊かなのが面白いですね。世界的に見ても珍しい料理らしく、外国人をお連れすると意外に喜ばれます。
素人にとっては単に串が刺さった鶏肉程度にしか思えない料理「焼鳥」につき、その専門的技術を体系的に記しています。各名店のノウハウについても記されており、なるほどお店側はこんなことを考えているのかという気づきにもなります。