ザ・ウィング(The Wing Business Class Lounge)/香港国際空港

1ヶ月前に同空港の「ザ・ピア(The Pier)」を訪れ、ビジネスクラスラウンジながらその施設の充実度合いに度肝を抜かれました。ちなみに香港国際空港はキャセイ・パシフィックの城下町だけあってラウンジの数が山ほどあり、今回は南出発ホールにある「ザ・ウィング(The Wing Business Class Lounge)」を利用します。
延床面積ではそれなりに広いのでしょうが、用途ごとに部屋が区切られており、一枚ドーンという空間が無いため開放感に乏しい。もちろん「ザ・ピア(The Pier)」と比べての話であり、フードコート然とした日系ラウンジとは月とスッポンのクオリティ。
まずはキャセイ肝いりの「ヌードル・バー」へ。この、食事をする場所とゆっくりする場所を完全に分離するコンセプト、結構好き。
地元のクラフトビール2本を一気飲み。香港は4月だというのに日中は30℃を余裕で突破してくるので、一日中歩き回った身としては最高の潤いをもたらしてくれます。
前菜に点心をいくつか取ったのですがイマイチな仕上がりです。タイミングが悪かったのか、エビシューマイ的なものが並べられていなかったのが残念。
この日の朝に羽田のキャセイラウンジで担々麺を食し、ラウンジらしからぬクオリティに脱帽したのですが、当ラウンジのそれは中くらい。スープは悪くないのですが麺がイマイチですね。それでもラウンジの食事としてはかなり美味しい部類に入ります。
中華系の料理の他、欧米系の冷菜もいくつか。カフェスペースではハーゲンダッツが食べ放題。ちなみにキャセイ・パシフィック航空ではCAによる機内備品盗難が問題視されているのですが、人気ナンバーワンの盗難物はハーゲン・ダッツだそうです。
PC作業用に個人ブースのようなものがいくつか用意されているのですが、机が狭く椅子の座り心地も悪く私にはフィットしませんでした。やはり物理的なモノを取り扱わせたらアメリカ人が上手いような気がします。
深夜便でドバイに移動するので、飛行機に乗り込む前にひとっ風呂浴びます。シャワールームが素敵。ラグジュアリーホテルのバスルームと同等の風格が漂います。
洗面台も機能的にまとまっており、アメニティやドライヤー、ひいてはメイクのための椅子まで完備。ビジネスクラスラウンジのシャワールームとしては最高峰の設備といって良いでしょう。
開放感という意味では「ザ・ピア(The Pier)」に比べると見劣りしますが、やはり航空会社のラウンジという意味では非常にレベルの高いラウンジでした。いい空間だよなあ、なんだかキャセイが好きになりそうだ。


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