キャセイパシフィックラウンジ(Cathay Pacific Lounge)/羽田空港

ファーストクラス世界一周の旅。ドバイから香港経由でいったん日本に帰り、1ヶ月ほど骨を休めた後に、再び香港経由でドバイに戻ります。
ドバイ発券のエコノミークラスでしたが、私はJGC(JALひいてはワンワールドの中級会員)であるため羽田にあるキャセイのラウンジを使用させて頂きました。空港の外れの6階という変わった場所にあるので、知らない方も多いかもしれません。
入って驚き、むちゃんこ素敵なインテリアです。採光が良く席の間隔も広々。これが令和のゆとり世代なのか。日系のファーストクラスラウンジよりもセンスが良く、これでビジネスクラスラウンジだというのだから舌を巻く。
荷物ロッカーもあるのですが、ラウンジ全体が広々としており人も少ないので、ガラガラをそこらへんに放っておいても迷惑になることは無いでしょう。
バーカウンター。コーヒー紅茶ビールはもちろん、ワインや日本酒などのお酒がひと通りそろっています。自分で注ぐのではなくバーテンダーが用意してくれるのも高級感たっぷり。
特別なカクテルも。せっかくなのでキャセイのコーポーレートカラーをあしらった「羽田ジェイド」をオーダー。味はまあ企画モノというか何というか、とにかく甘かった。
前菜の品揃えはさすがに香港のラウンジには及ばないものの、必要十分といった印象。こちらもセルフではなくキレイなおねいさんが取り分けてくれます。
シーフードのマリネに生ハム、ラタトゥイユ。味はホテルの朝食ビュッフェと同等です。
こちらはキャセイ自慢のヌードルバー。ラウンジ利用者の99%が利用する(タケマシュラン調べ)キーコーンテンツです。この日のラインナップは「和定食」「粥定食」「担々麺」「ワンタン麺」「フレンチトースト」。他の時間帯だとメニューも異なるようです。
まずはお粥の定食。中華風というわけではなく、一般的に日本の家庭で食べられるそれです。これは食べなくても良かったかなあ。
担々麺は冗談抜きで旨い。麺こそは中くらいの味わいですが、スープに白ゴマが大量に溶け込んでおり、半液状の複雑な味覚が五臓六腑に沁みわたる。これは必食といって良いレベルのクオリティでしょう。ちなみにこのラウンジの料飲部門のオペレーションはオークラが取り仕切っているそうな。
お手洗いも美しいと評して良いレベルです。ハンドソープやクリームにイソップを用いている点に、ラウンジに力を入れていると定評のあるキャセイの矜持を感じました。
素晴らしいラウンジでした。JALやANAのラウンジと大差ないだろうと高をくくって居たのですが、その居心地の良さはJALのファーストクラスラウンジを凌駕するレベルです。JGCであればJAL利用であっても当ラウンジを利用できる(はず)ので、今後はコチラを重点的に利用していこうと決めました。


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