新橋やきとん/麻布十番

運動した帰りに何かつまんでいこうと、前から気になっていたお店にひとりでお邪魔します。二の橋交差点近く。店名に「新橋」と入っていますが、最寄は麻布十番駅です。
軒先に簡易テーブルを置いたテラス席がいくつかあり、店内は思いのほか広く、30~40席近くはあるでしょうか。会社員風の客が多く、10人近くの団体のすぐ近くのカウンター席に案内され実に騒々しい。会話の内容もワイドジョーのアジェンダをなぞる程度であり、全く面白いことを言っていないのにゲラゲラと大声で手を叩いています。ひとり客とはいえ、店選び失敗したかなあ。
大ジョッキを注文するのですが、特に大きくはありませんでした。
「レバテキ」。豚のレバーを炙って薬味をのせたものでしょう。やや臭みが残り、好みが分かれるところでしょう。

また、注文した順番に来ないのも悩ましいところ。私としては「冷たく味の薄いものから温かく味の濃いものへ」という流れを大切にしてオーダーしたつもりなのですが、最後に注文した「温かく味の濃いもの」が一番最初に出てきてしまいました。
左は「ネギマ(バラ肉とネギ)」 。ネギは悪くないのですが、バラ肉がジューシーさを欠いており、カラッカラの肉に感じました。右は「つくね」。既製品を解凍して焼いたかのような造形であり、見た目通りの味わいです。
「ガツねぎ」。豚肉の胃袋を処理して火を通し、たっぷりのネギと共に頂きます。これはいいですね。臭みは殆ど消え失せており、ゴリゴリとした食感に強い調味が酒を呼びます。
「ハニーマスタードポーク」。茹でた「バナナポーク」にハニーマスタード風のタレがかかっています。豚肉そのものは悪くないのですが、ソースがどうにも工業的な味覚です。
「ハラミおろしポン酢」。ハラミの串焼きをバラした後にたっぷりの大根おろしとポン酢を添えて。結構旨いような気はするのですが、先のデロデロなハニーマスタードに舌はやられてしまったので、こざっぱりとした味覚を楽しむ余裕はありませんでした。
以上を食べ、大ジョッキ1杯を飲んでお会計は2,500円を超えました。うーん、思ったより高いなあ。清潔感や客層、食事のクオリティを考えれば非常に費用対効果が悪く感じました。ただし十番にしては絶対額が小さいので、そういう客が集まるのは当然かもしれません。お店も特に注意することはなく黙認状態。騒いだもの勝ちのお店だと納得しました。


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