イビサとバスク/vol.9

最終日は8時起床。
ボケリア市場で野菜ジュースや果物ジュースを飲もうと前夜から心に決めていたのですがこの有様。祝日だと。金曜日だからといって安心し切っていた私がバカでした。
仕方なしにそこらへんの適当なバルに入り、カフェコンレチェ(カフェオレ)と
チョコラテ。ココアの濃度を高めたもの。まさにホットチョコレート。ドロドロです。
地元の方々はチュロスに漬けて食べるとのこと。一度やってみたかったのです。どちらかというと休日の朝食であり、二日酔いにジンと来る系です。
数十時間ぶりにカロリーを摂取し、元気回復。コロンブス像が指し示す方角へ歩き出す。
バルセロネータ。
都会にこんなにまったりできるビーチがあるって珍しい。お台場海浜公園も悪くないけれど、ここまで開けっぴろげに水着でウェーイ!って感じでもないしなあ。
前回は改装中だったので、改めてサンパウ病院へ。こんなカッチョエエ病院、入院したいよなあ。
サグラダファミリアはさすがの大混雑。そういえば、完成までに300年かかるだの何だの言われていましたが、結局お金と技術が集まって、2026年に完成する見込みらしいっす。
ちなみに横浜駅も、常に拡張工事やらが進められているため、1915年の開業以来、工事計画が完全に完成したことはないらしいです。すなわち、横浜駅よりもサグラダ・ファミリアの方が先に完成する。
バルセロナの地下鉄改札は、投入口が右だったり左だったりとマチマチなので、観光客は必ずひっかかります。私もしっかりとひっかかりました。

ホテルに一旦戻り、パッキングを済ませた後に、ASADOR DE LUGOでランチ。
バルセロナ・エル・プラット空港着。いつ来ても近代的で巨大な空港。これだけのものを作ることができるのに、なぜサグラダファミリアごときに手こずるのか。
航空会社専用のラウンジは無く、共用ラウンジ。それでも品のいい、余裕のあるつくりで、成田のANAラウンジよりもイケてるような気がする。
赤ワインだけでも3種。
スパークリングも
白も常備。アイスクリームまであります。良いラウンジだ。ただし、無料のwifiはないのでご注意を。
中庭(?)にハーゲンダッツとそのテラスがあったりする。空港とは思えない雰囲気。
搭乗直前に見つけたバル。
空港の飲食店の割に美味しそうであり、種類も豊富。値段も高くない。

搭乗しようとすると、天候の都合か何かで遅延。今回は飛行機に乗る機会が多い旅だからこういうトラブルが多くて嫌だ。やっぱりクルーズは乗ったら後は全部連れて行ってくれるからラクだなあ。

1時間待って搭乗。ドアが閉まっても中々動かないのでおかしいなと思っていると、「スロット(発着枠のこと?)がもらえなかったからフライトプランを変更します。あと2時間待ってちょうだい。マジごめん」との機長からアナウンス。騒然となる機内。「乗り継ぎがあるのにどうするんだ!」とCAに詰め寄る短気な客。「私だって今このアナウンスで知ったんだからわからないわよ!」と短気なCA。機内が殺伐とし始めた1分後、機長より「やっぱスロット貰えた!やったねすぐに出発しまーす」とのツンデレアナウンス。やれやれだぜ。
フランクフルト着。ANAのラウンジは無く、仲間のルフトハンザのラウンジ。しかもなぜかファーストクラス用のラウンジを使えたです。
うおー、かっけー、なんじゃこれ。バングアンドオルフセンのショールームみたい。
ドイツなので無条件でビールが美味しそう。
せっかくなのでサイズを調整しつつ、2種類ともを楽しませて頂きました。

以上で今回の旅はおしまい。良く食べ、良く飲んだ9日間でした。写真で数えてみたのですが、200品も食べています。友人からは「羽根で喉奥をくすぐり吐いているとしか思えない。21世紀の貴族である」と評され、えへへそれほどでもー。

食べ物以外に、突貫工事で身につけたスペイン語が結構通じたのが嬉しかったです。やっぱり、東洋人が一生懸命スペイン語で何か言っているのを微笑ましく捉えてくれることが多く、自然と店員や街行く人と仲良くなれるのが良いですね。完全にビギナーズラック的な。

連れは英語がネイティブなので、一緒に旅に出るとすげーなーと思うことが多いのですが、今回に限っては私がすげーなーと言われました。外国語に関しては皆スタートラインは同じであり、できるできないは本人の努力次第で言い訳が一切認められないのが公平で良いですね。これからもスペイン語、頑張ろう。世界中でスペイン語を話す人は結構多いのに、日本人で話す人はとても少ないので、穴場かもしれない。



「イビサとバスク」シリーズ目次
下から上に向かっています。レストランの記事が多いですが、殆どが写真です。


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