寿司とMAS/武蔵小山

武蔵小山駅から不動前方面に歩いて数分の「寿司とMAS」。ご近所の「イタリアン食堂 MAS」の系列店であり、イタリアンでの印象が良かったのでコチラも訪れてみようという運びになりました。カラフルな看板にガラス戸と、寿司屋としては敷居がめちゃ低い。
店内は厨房を取り囲むカウンター席に、奥にはテーブルがいくつか。実にカジュアルな雰囲気で、予約なしで女子ひとり酒、みたいな使い方でも全く受け入れられるでしょう。
「こぼれスパークリング」なるものを注文したのですが、日本酒風にやってきます。面白くはありますが味わいとしてはイマイチですね。このグラスでワインを飲むのは気分的に微妙だし、こぼれた部分は木の風味が移ってしまっている。
「おばんざい7種盛り合わせ」が凝っていて、酒のツマミがテンコ盛り。どの料理も丁寧に作られており、私は真ん中の甘えびの沖漬けがお気に入りです。
「本まぐろの骨付き中落ちのとろたく」はセルフで中落ちをこそぎ取っていき、海苔とシャリを巻き付けてちょっとした手巻き寿司パーティーです。A面B面しっかり身が付いており食べ応えがありました。
「季節野菜の温サラダ」は上質な野菜がたっぷりと用いられており、野菜そのものが美味しい。加えてカツオの酒盗ソースも注ぎ込まれ、酒の進むサラダです。
「カニクリームコロッケ」も堂に入った美味しさで、そのへんの洋食屋よりもレベルが高い。ソースにはカニ味噌がたっぷり含まれており、やはり酒の進むコロッケです。
「菜の花と白子のにんにく炒め」は想像以上にニンニクがぶち込まれており、ニンニクの味しかしませんでした。次回はニンニク少しでお願いしよう。なんだか二郎みたいな感想である。
寿司6カン盛り合わせ。タネが大きく悪くは無いのですが、回転寿司と大差ないクオリティであり、これまでの料理のクオリティに比べると見劣りします。シャリに赤酢を用いるなど工夫が見られますが、先のニンニク料理の前では完全に無力化されてしまいました。
もう少し食べれそうだったので「牛しぐれのせ出汁巻き玉子」。牛しぐれにシッカリと味が沁みており、ツマミとしてナイスでした。
以上を食べ、けっこう飲んでひとりあたり1万円強。一般的な酒量に留めればひとりあたり5千円ほどに着地するでしょう。各々の料理は人懐っこい美味しさで二重丸。なるほど「イタリアン食堂 MAS」の寿司居酒屋版という表現にピッタリです。ただし寿司は正直微妙なので「今夜は寿司だ!」というテンションではなく、旨い居酒屋で〆の食事として寿司もある、程度の期待値で臨むと良いでしょう。

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鮨は大好きなのですが、そんなに詳しくないです。居合い抜きのような真剣勝負のお店よりも、気楽でダラダラだべりながら酒を飲むようなお店を好みます。
この本は素晴らしいです。築地で働く方が著者であり、読んでるうちに寿司を食べたくなる魔力があります。鮮魚の旬や時々刻々と漁場が変わる産地についても地図入りでわかりやすい。Kindleとしてタブレットに忍ばせて鮨屋に行くのもいいですね。