東京豚饅(とうきょうぶたまん)/恵比寿

大阪土産としてカルト的な人気を誇る「551蓬莱」。その創業者である羅邦強の孫、ムッシュ羅直也が直伝のレシピを再現し、2021年秋に豚饅専門店を恵比寿の地にオープン。ちなみにムッシュ羅直也とは恵比寿中心に飲食店事業を展開する「MERCER OFFICE」の代表とのこと。「マーサーカフェ」とか「マーサーブランチ」とかの会社ですね。
開店当初は行列の長さがとんでもないことになりパニック状態だったそうですが、今は整理券方式に落ち着き、割とスムーズに購入できるようになりました。私もたまたま通りがかった際に、20分後受け取りのタイミングだったので、20分ぐらいならアトレで時間でも潰すかと即購入。元々は豚饅だけでなく様々な種類の点心やイートインなども企画していたそうですが、あまりの人気沸騰ぶりに現在は豚饅のみの提供です。
無事購入。なるほどロゴというか何というか、色々「551蓬莱」に酷似しています。ところで色々調べたところ、当店は「551蓬莱」とは何の関係も無く、平たく言うとパクり疑惑が強いそうです。例えば当店の電話番号の末尾は「551」なのですが、これについても全くの偶然だそうです。ちなみに「551蓬莱」の由来は創業当時の店の電話番号が「551」だったからですこれ豆な。
おお、見た目は「551蓬莱」そのものであり実に美味しそう。価格は1個200円で、「551蓬莱」が1個190円であることを考えると誤差と言って良いレベルでしょう。「551蓬莱」と同様にネタ(皮)の鮮度に拘り、発酵の度合いなどに色々と気を使っているようです。
味につき、食べ比べれば多少の違いは感じられるかもしれませんが、ひとつだけ出されてさあどっちの店のでしょう?と問われれば全くわからないレベルであり、つまりそれぐらい美味しいです。カヤク(餡)においては豚肉と玉ねぎだけでどうしてこんなにも美味しくなるのかと不思議に思えるほど旨かった。
当店の出店以前に「551蓬莱」は「蓬莱本館」や「蓬莱別館」とも権利関係で揉めており(ルーツは同じ)、つまるところパテント管理がウィークポイントな会社なのかもしれません。私もこの豚饅をリバースエンジニアリングして埼玉あたりに出店してみようかしら。

いずれにせよ、東京でこのクオリティの豚まんが1個200円で食べることができるのは大いにアリですね。色々と揉める部分はあるのかもしれませんが、私は美味しく頂けました。私の正義感や味覚などその程度である。

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