台湾客家料理 新竹 (タイワンハッカリョウリ シンチク)/仲御徒町

仲御徒町駅から歩いてすぐの路地にある「新竹(しんちく)」。客家料理すなわち台湾の郷土料理のお店であり、「魯肉飯(ルーローファン)」を始めとする台湾料理の名店です。店内では台湾語(?)が飛び交い、ちょっとした海外旅行気分です。
ぐるぐる回転するテーブル(英語でレイジースーザンと呼ぶ。これ豆な)が乗った円卓がいくつかある店内。近所の爺さんたちが飲み会してたり、仕事帰りの兄ちゃんが食事してたりと気取らないお店です。普通に人気でディナータイムでも相席が当然なスタイルなので、気になる方はそれなりの人数で予約して訪れたほうが良いかもしれません。
海老とネギの炒め物。炒めるというよりも揚げ焼けに近い調理であり、カラっプリっとした歯ざわりの海老が後を引く美味しさ。塩味の強さにも迷いが無く、ビールが進む逸品です。
水餃子を始めとする点心は全て自家製。生地が分厚く良い意味で不揃いであり食感にリズムが生まれいとをかし。タネよりも生地の美味しさを愉しむ逸品です。
スペシャリテの「魯肉飯(ルーローファン)」。台湾の国民食とも言える丼モノであり、豚肉のミンチと細かく刻んだシイタケが甘辛く煮込まれています。チンゲン菜の量もそこそこあるのが嬉しいですね。台湾のそれと異なり平皿でゴハン大盛りでやって来るので、女の子ひとりでは食べきれないほどのボリュームです。

私は2019年に「環島」してから台湾には思い入れがあり、コロナ禍で彼の地に赴くことができず寂しい思いをしているのですが、何のことはない、台湾は仲御徒町の路地裏にありました。ランチタイムは売り切れメニューが続出するほどの人気店。お目当ての料理がある場合は早い時間にどうぞ。

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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。
1,300円としてはものすごい情報量のムック。中国料理を系統ごとに分類し、たっぷりの写真をベースに詳しく解説。家庭向けのレシピも豊富で、理論と実戦がリーズナブルに得られる良本です。