オークランド空港の国際線ターミナルを出てすぐ、というか数メートルの横断歩道を渡ったところにある「Novotel Auckland Airport(ノボテル オークランド エアポート)」。空港内ホテルを除き、別の建屋でここまで空港までの距離の近いホテルは珍しいでしょう。
なお、当ホテルはAccorHotelsグループ(フランスに拠点を置く国際的なホテルチェーン)の一員であり、当グループは空港近くに「ibis」「Novotel」「Pullman」という3つの異なるブランドを展開しています 。「Pullman」はノボテルのすぐ隣。チェックイン時のスタッフの動きも実にシステマティックで、山崎パンにおける流れ作業を想起させる様式美がありました。
翌朝早くのフライトであり、念のための空港前泊に利用したため、お部屋は最も安価な「スタンダード」に予約を入れました。広さは26平米とのことですが、スペックよりも狭く感じます。掃除は甘く汚れが目立ち、「パークハイアット オークランド(Park Hyatt Auckland)」や「Hilton Auckland(ヒルトン オークランド)」にせよ、ニュージーランドはハウスキーピングのレベルが極めて低い。
ベッドはフニャフニャで、私の好きなタイプではありません。ところで先ほどから写真がヘンに青みがかっていますが、これは窓ガラスにUVカット的な機能があるのか、もともとこういう色に写る傾向のあるお部屋なのでしょう。私だけでなくカメラまでが青ざめていたわけではありません。クローゼットは狭く、スーツケースをバカっと開けるエリアも小さく、使い勝手が非常に悪い。やはりフライト前後にサクっと1泊するためだけの設計であり、長期滞在は難しいホテルでしょう。
ウェットエリアも全てがひとつの空間に押し込められており、ひとりが何かを使えば同室者は何もできなくなる仕様です。加えて謎にガラス窓でシルエットがスケスケなので、気心の知れた仲でないと同室での滞在は難しいでしょう。
フィットネスセンターは謎に充実しており、全263室のホテルとしては悪くない設備です。ある意味では「パークハイアット オークランド(Park Hyatt Auckland)」や「Hilton Auckland(ヒルトン オークランド)」よりも立派かもしれない。
うーん、これで素泊まり3万円は割高だなあ。加えて空港内設備であるため外出でUBERで乗り降りする度に「空港利用料」なる追加料金が請求されるので、精神的に辛いものがある。ヘンに前泊せず、市中のきちんとしたホテルに泊まれば良かったと激しく後悔した滞在でした。ツイート

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。