宇都宮みんみん 本店/東武宇都宮

閉店時間ギリに通りかかって外から覗き込んでいると「追加注文はできないけど、いいよ」ということで招き入れられました。宇都宮屈指の人気店に待ち時間ゼロで入れるのはラッキー。
宇都宮と言えば餃子、餃子と言えば「みんみん」と言っても過言ではないほど、宇都宮餃子を語る上で欠かすことのできない当店。戦時中に創業者が北京の味を持ち帰り開業。余計なメニューは増やさず餃子のみを提供する質実剛健なお店です。
何故か最初に揚げ餃子がやってきました。うげげ、油っぽい。閉店間際で揚げ油が傷んでいるのかいつもこうなのかは知りませんが、悪い油特有の胸焼け感があり美味しくない。
続いて水餃子。もともとの餃子は同じなのでしょう、先とは異なりシンプルに茹でています。スープには殆ど味が無く(ただのお湯?)、醤油やラー油で工夫する必要があります。肉よりも野菜が多い、あっさりした餃子です。

焼餃子は一般的な焼きではなく揚げ焼きに近いニュアンス。やはりどうにも油っこく美味しくありません。また、私は基本的に餃子には何もつけずに食べる派なのですが、当店の餃子は調味が薄く肉も少な目なので、いきおいタレがダバダバ星人になってしまいました。シャバダバだぜ。
餃子を3皿にビールを1本つけ、お会計は1,400円弱。なるほど安い。ここまで安ければ味がどうのこうのと言うべきではないのかもしれません。味そのものとしては味の素の冷凍餃子のほうが私は好きですが、買って保管して作って片付ける手間を考えれば当店の使いみちも悪くはないかもしれません。

食べログ グルメブログランキング


人気の記事

「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。