中華 味一／不動前

「焼肉BABY（ヤキニクベイベー）」からの帰り道、連れが「あ、このまえテレビで特集されてたトコだ。チャーハンが有名なんだって」と、目ざとく見つけたお店。目黒不動の交差点からヒョイっと入ったところにあります。
日を改めて訪問。ぐわー、店内がグレムリンの襲撃にあったかのように取っ散らかっています。床はヌルヌル壁はシミだらけと、食事を楽しむに最適な環境とは言い難い。客も店員もクロムハーツをしていそうな雰囲気であり、体育館の裏のようなニュアンスが感じられました。
メニュー数はかなり多く、セットでの組み合わせ料金も混ぜこぜで非常に難解です。お酒が付くセットや夜だけメニューなどもあり、状況によってはボトルキープもできるようで、中華風居酒屋という位置づけなのでしょうか。
チャーハンに付随するスープ。濁りのあるブラウンなスープであり、オマケのスープとしては結構美味しい。ラーメンのスープなのかな。
TVチャンピオン出場作品「手羽先パラパラ炒飯」は990円。「東京五大炒飯」とも自称されており期待で胸が膨らみますが、バラされた手羽先と脂とカマボコが入っている点を除いては普通のチャーハンでした。
うーん、五大って何だろう。このチャーハンより美味しいお店を私は即座に10店はリストアップすることができるなのですが、うーん、五大って何だろう。景表法とかそのへん大丈夫なのかな。
餃子も不味くはありませんが、取り立てて美味しいわけでもありません。冷凍テイクアウトだとオマケで2個増量サービスなのですが、そうなんだ冷凍なんだ。
タンメン。野菜を増量してもらいました。ラーメン二郎もかくやと思わせるモヤシの量であり、麺やスープまでなかなかたどり着けません。スープは濁った旨味で動物の風味が強い。
麺は一般的な中華麺です。少し細いかな。モヤシの食感のインパクトが強すぎて、麺についてはあまり印象に残りませんでした。
お会計は2,190円と、まあ、こんなもんでしょう。どこの町にも必ずひとつはある一般的な中華料理店のタンメンとチャーハンでした。ちなみに当店は「東京五大炒飯」の出張指導もしてくれるそうです。景表法とかそのへん大丈夫なのかな。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。
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