煮干中華そば専門 煮干丸/大宮

大宮駅西口から徒歩約2分の好立地。伊吹産高級いりこを惜しげもなく使った贅沢な煮干しそばとして名を馳せた「煮干丸」。雑居ビルの2階に位置し、券売機は踊り場に置かれています。
カウンター15席のみの店内。厨房を取り囲むカウンターと、窓に面した席があり、ゲストの大半が男性でした。食券提出時に麺の量を指定するのですが、いずれのサイズであっても同料金と太っ腹なお店です。
食券提出後7~8分で着丼。大門「いづる」ほどではないにせよ、緑がかったセメント色のスープが特徴的。具材はチャーシュー、海苔、玉ねぎ、白髪ねぎ。白髪ねぎはプラス100円で増量してもらいました。
スープの粘度は見た目ほどは強くなく、覚悟していたよりも液状化しています。パンチの強いアタックにエグみすら感じさせる煮干しの味わい。
せっかくなので大盛り280グラムを指定しました。加水率は低くパツパツとした食感。小麦の香りが強く、ワシャワシャと食べ応えがあります。
チャーシューが美味しい。よく味のしみた厚切りの肉は噛み締めるほどに歯に詰まるほど食べ応えがあります。脂のバランスも良く私好みの肉塊でした。
卓上調味料として「内臓オイル」なるものが。なんでも煮干の内臓とニンニクを煮込んだオイルでありクセになる味わい。これだけ瓶詰して売ってくれないかなあ。

総じて美味しい煮干中華そばでした。平日の13時頃に訪れてスンナリ入れたのですが、都心であれば常時行列してもおかしくない味わい。日本橋「sisi煮干啖(ししにぼたん)」にせよ、最近は煮干し料理がアツい。


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