【2019年は3/10(日)まで】春を先取り!河津桜まつり!

桜と言えば一般的にはソメイヨシノを指すことが多いですが、春を先取りインスタで映えちゃいたいなら「河津桜」一択です。パッと咲いてパッと散るソメイヨシノとは異なり、花期が長く咲き始めてから1ヵ月は保つため観光客に優しい。発祥の河津町では開花に合わせて「河津桜まつり」を開催するのですが、週末であっても都心の桜の名所よりも空いているので地味にオススメです。


大川屋/河津(東伊豆)
https://www.takemachelin.com/2019/03/ookawa.html
花より団子。まずは地元の人気店で腹ごしらえ。関東圏の鰻屋としては珍しく、炭火の直焼きで蒸さずに焼き上げる関西風の調理です。串は打たずに網で焼く。愛知以西のバリバリ焼魚状態の鰻を好む私としてはドンズバど真ん中の味わいであり、わざわざ立ち寄る価値のあるお店。詳細は別記事にて


河津桜まつり
http://kawazuzakura.jp/
伊豆の風物詩となった早春の「河津桜まつり」。河津桜の開花に合わせて1ヵ月近く開催され、毎年100万人もの人出で賑わいます。河津駅近くの河口から上流へと向かう約3kmの河畔に850本の河津桜が咲き乱れ、河川一帯が春色に染まります。
桜だけでなく、桜にそって菜の花畑も続きます。ピンクの桜、黄色の菜の花、青い空。絵のような風景とはまさにこのこと。カラフルな道に沿って歩いているだけで多幸感は最高潮。経済的にはなんの価値も生まない行為が実は豊かに感じたりもするものです。
私的お気に入りスポットは河津町役場から道路を1本渡って西にある一面の菜の花。桜まつりとは何の関係もありませんが、360度を黄色く囲まれる体験は得難いものがあります。

また、あくまでも桜だという方にはひたすら上流を目指すのが吉。駅からはかなり遠くなるため人影もまばらとなり、その一方で河津桜がトンネルのように連なり始めます。スニーカーコーデで頑張って歩きましょう。


河津桜原木
http://kawazuzakura.net/about.html
カワヅザクラは河津町の土着品種。河津町の飯田さんが河川敷で偶然発見したサクラであり、それを自宅の庭先に植え立派に育つと今までに無かった雑種起源の園芸品種であると判明し、「カワヅザクラ(河津桜)」と命名され河津町の木に指定されました。現在も原木が飯田さんちに生えており、その姿を気前よく観光客にふるまっています。


新町の大ソテツ
http://kankou.town.kawazu.shizuoka.jp/attraction/207/
推定樹齢600年、天然記念物のソテツ。鉄分を与えると元気になるそうで「蘇鉄」と書くそうです。複雑怪奇な生え方をしておりジャングルジムのようです。

「ソテツって、砂場で磁石でくっつくやつだよね?こんなに大きいんだぁ」この女はギャグなのかマジなのか。前者であれば度が過ぎるつまらなさであり、後者であれば小学校からやり直しである。


峰温泉大噴湯公園
http://kankou.town.kawazu.shizuoka.jp/attraction/141/
河津町は湯量豊富な温泉の街としても有名です。目玉は自噴泉「峰温泉大噴湯」。毎分600リットル、地上約30mまで噴き上げる約100度の噴湯です。放っておくと噴きあがりっぱなしなので、今では人為的に噴き上げを制御しており(間欠泉とは意味合いが異なる)、1時間に1度だけ噴湯ショーを開催しています。
足湯もあれば、売店で生卵を購入し温泉卵を作ることができるなど、実にほのぼのとした公園。河津桜とあわせて訪れましょう。


河津七滝(かわづななだる)
https://www.nanadaru.com/pg386.html
「河津桜まつり」とセットで訪れるべき観光地「河津七滝(かわづななだる)」。河津駅からバスで20分ほどの辺境なのですが、かなりの数の外国人観光客がいて驚き。日本人ですらマニアックな観光地なのにこういう情報どこで見つけるんや。
「河津七滝」は滝だけでなく温泉でも有名。川端康成著「伊豆の踊り子」の舞台でもあります。ちなみに読み方についてですが、河津では滝のことを「水が垂れる」 という意味で垂水(たるみ)と呼んでいたた「ななたき」ではなく「ななだる」と呼ぶそうな。


■みやま/熱海
https://www.takemachelin.com/2019/03/miyama.html
伊豆急の乗り換えで熱海下車。夕食には熱海駅から大股50歩ぐらいの好立地の海鮮料理店へ。何でも当店はセリの権利を持つ魚屋だそうで、新鮮な地魚をリーズナブルに提供できることが自慢とのこと。詳細は別記事にて


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