知床第一ホテル/ウトロ

知床半島の西、ウトロ地区にある自称5ツ星ホテル(「5ツ星」の意味は不明)。かなりの大箱であり団体客の受け入れも盛んなようです。
圧巻は図書コーナーの蔵書数。クルーズ船など長期間滞在することが前提の宿泊施設であれば一般的ですが、いわゆる普通の観光ホテルでここまでの品揃えは珍しい。この地域の歴史や風土にまつわる風土から漫画まで一通り何でもあります。朝鮮出て行け系や天皇万歳系の本が割に多いのが気になる所。
部屋は広い畳部屋、なのですが寝具はベッドと居心地が良い。
畳部屋にはプロインターネッター向けの机が無いことが多いですが、当館は用意されていました。が、微妙に高さが低く座りながら足を踏ん張れないため、結局のところ失敗した和洋折衷であった。
洗面台は広い。一昔前のモデルルームのような誂えであり、広々と使えて意外に機能的。
結構な広さのバスルームも用意されていました。が、結局は大浴場に行くこととなるので出番は無し。
トイレはバスルームと別室でした。何とも家庭的な仕様であり、ホテルというよりは誰かの実家に遊びに来たような温かみがあります。
夕食はバイキング形式。まあ、食べ放題は食べ放題味であり、見るべきものはありません。その割にカニはまあまあのクオリティだったので、中盤から後半にかけてはひたすらカニを食べ日本酒を飲んでいました。「あなた、グダグダ文句ばっかり言ってるけど、この空間の誰よりもカニ食べてるわよ」とは妻の談。
昨日の「鶴雅ウイングス」に比べるとスタイリッシュさには欠けますが、個室が徹底的に清潔であり、内装も丁寧に維持されていることは好感が持てます。大浴場も広々としてちょっとした健康ランド級。1泊2食付きでひとり1万数千円であればこんなものかもしれません。


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