あかん湖 鶴雅ウイングス/阿寒湖

阿寒湖を中心に道内に多くの温泉宿・ホテルを展開する「鶴雅(つるが)グループ」。今回はその旗艦である「あかん遊久の里鶴雅」のホテル棟「鶴雅ウイングス」へ。
美術館のような趣きのロビーギャラリー。なのですが、アジア系外国人の団体客が大騒ぎしており賑やかを通り越して騒音そのもの。このあたりにしては大規模ホテルであるため、ある意味仕方ないのかもしれません。
メインバーはぐるりと焚き火を囲む趣向。窓は大きく雪見酒。壁沿いには品の良いバーカウンターがあり、ここだけ切り取って見るとラグジュアリーリゾートホテルのようです。
マシュマロが山のように置かれており、自由に炙って食べて良いとのこと。このあたりの遊び心は素敵ですね。
お部屋に案内。伝統的とも言うべき温泉旅館の部屋です。畳は好きなのですが、アーバン・タケマッシュランとしてはやはりベッドとワークデスクが欲しいところ。wifiも遅い。結局、冷蔵庫の上にPCを置き立って作業し、インターネッツはスマホからテザリングしました。
バスルームがボロい。そう、当館はロビーやレストランなど人目につきやすい箇所はそれなりにキレイにしているのですが、部屋やちょっとした通路などは実にボロい。にじみ出る老朽化。畢竟、物事の格は、そのものの下限に拠る。
レストランは巨大リゾートホテルにありがちあビュッフェスタイル。アルコールはグラスビールが800円ほどと、まあ、観光地の宿泊施設としてはこんなものでしょうか。
食事の種類が多く、とりわけ海産物が豊かではありますが、その品質はダイエーのパックの刺し身や回転寿司レベルです。タコのカルパッチョが割に美味しかったのでそればっかり食べてました。
部屋は広く温泉も気持ちが良いので、まあ、1泊2食付きでひとりあたり1万数千円というのは妥当な価格でしょう(写真は公式ウェブサイトより)。散歩がてら他のホテルを覗いてもみましたが、やはり当館は立派な部類に入るような気がしました。


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