店内は厨房を取り囲むカウンター席が7-8席に、「く」の字型のカウンター席(?)がもう数席あります。我々がお邪魔した際のゲストの殆どは飲食関係者であり、友達の友達はみんな友達みたいな雰囲気がありました。
暑い日だったので、まずはビールで乾杯。こちらは目黒に拠点を置く醸造所であり、目黒駅近くの老舗居酒屋「友(とも)」で楽しんで以来です。グラスワインはいくつか開いており、ボトルは店主と相談しながら選んでいくスタイルです。
お通しは魚などの端材を活かした洋風の揚げ餃子。揚げ立てのアツアツで、いわゆるワインバーでこんなに手の込んだお通しが出るのは珍しい。
冷菜おまかせ盛り合わせ。シャルキュトリやラタトゥイユ、キャロットラペなどなどフレンチ総菜が盛りだくさん。この1皿が1人前で1,680円とはお値打ちです。
水ナスとアボカド、生ハムのサラダ。水ナスの爽やかな甘みとシャキッとした食感が、アボカドの濃厚なコクと滑らかさを引き立てます。生ハムの塩気と旨みがアクセント。添えられたトマトの甘味が強く、夏らしい清涼感とリッチな余韻を楽しむことができるひと品です。
お通しは魚などの端材を活かした洋風の揚げ餃子。揚げ立てのアツアツで、いわゆるワインバーでこんなに手の込んだお通しが出るのは珍しい。
冷菜おまかせ盛り合わせ。シャルキュトリやラタトゥイユ、キャロットラペなどなどフレンチ総菜が盛りだくさん。この1皿が1人前で1,680円とはお値打ちです。
水ナスとアボカド、生ハムのサラダ。水ナスの爽やかな甘みとシャキッとした食感が、アボカドの濃厚なコクと滑らかさを引き立てます。生ハムの塩気と旨みがアクセント。添えられたトマトの甘味が強く、夏らしい清涼感とリッチな余韻を楽しむことができるひと品です。
特製のシュウマイ。ジューシーなシュウマイに、山椒のピリッとした刺激と香りが効いたネギソースが絡みます。ネギの爽やかな香りが後を引く美味しさ。皮が薄くお肉たっぷりなところもとても良い。
イノシシすじ肉のカレーラグー パングラタン。イノシシすじ肉の濃厚な旨みとコクが、カレースパイスの効いたラグーソースとして溶け込みます。すじ肉の柔らかくほろける食感が特徴で、パングラタンの香ばしいパンとチーズのまろやかさが一体に。
ラム肉のハンバーグ。ジューシーで独特の野性味ある風味が特長的で、ラム特有のミルキーな香りに酔いしれます。ソースには青カビチーズを用いており、濃厚で塩気とコクが強く、ラムのクセをまろやかに引き立てます。ワインにピッタリだ。
パスタはボロネーゼ。挽き肉の旨みが赤ワインとトマトで煮込まれ、深いコクと甘み、少しの酸味が感じられます。肉の食感が強くワインとの相性が抜群です。他方、パスタそのものは凡庸に感じてしまい、もうちょっとモッチモチな麺のほうが私はすち。以上でお会計はひとりあたり1.5万円。これは激しく飲み食いした結果であり、一般的な飲食量であれば1万円で余裕に収まるでしょう。いずれの料理も美味しいのですが、ガッツリ食事というよりは、ツマミが充実したワインバーとして捉えたほうが自然かもしれません。武蔵小山の飲み屋で飲んだ後の2次会などに良いでしょう。

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目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
- レストランユニック(restaurant unique) ←ジビエが自慢。
- クロデグルメ(Clos Des Gourmets) ←1万円でお釣りが来るミラクルなフランス料理店
- 立飲ビストロシン サンテ(SHIN Sante) ←普段使いの最高峰。
- 手づかみDining 東京ハンズ(Tokyo Hands) ←大好きだ愛してる。
- リナシメント(RINASCIMENTO) ←前菜の盛合せ。ぐわー!なんだこりゃ!
- 和創作 太(わそうさく た) ←これをお買い得と言わずして何と呼べば良いのでしょうか。
- 鳥しき ←焼鳥界のレジェンド。
- LAND(ランド) ←目黒のカレーはコチラでキマリ。
- 薬膳スープカレーシャナイア(Shania) ←でもスープカレーならこっち。
- 支那ソバ かづ屋 ←下手な中華料理屋に行くよりも余程上質。ワンタンメンはマスト。
- 鶏そば きび ←まるで上質な水炊き屋のような味わい。
- とんき ←80年の歴史は伊達じゃない。
- タイ料理 みもっと ←ここはガチでやばたにえん。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。