2022年レストラン備忘録

毎年恒例、個別記事にすることなくお蔵入りとなったお店につき、一挙掲載。

■ROBERT'S COFFEE(ロバーツ コーヒー)/麻布十番
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13261230/
フィンランドを代表するコーヒーチェーンが日本上陸。「イート・モア・グリーンズ (eat more greens)」の跡地であり、内装などはあまり変わったという印象を受けません。他のチェーンよりはやや高めですが、その分テーブル間にゆとりがあり、(十番に限っては)スタバなどに比べると空いている気がします。コンセント席もあってPC作業もOK。


■クリスプ サラダ ワークス(CRISP SALAD WORKS)/麻布十番
雨後の筍のごとく出現するサラダ専門店の中では味が圧倒的に良い「クリスプ サラダ ワークス(CRISP SALAD WORKS)」。一時期は調子に乗ってすげえ感じの悪い店になってましたが、同じ十番内で移転し注文システムも接客姿勢も改められ、再び素晴らしいチョップドサラダ専門店へと返り咲きです。こんなに満足感のあるサラダは中々無い。


■Vegetable base TOKYO(ベジタブル ベース トーキョー)/神楽坂
サラダ専門店の中では前述の「クリスプ サラダ ワークス(CRISP SALAD WORKS)」が圧倒的に美味しいと思うのですが、当店も中々のものです。クリスプ~と方向性はかなり違っていて、葉物野菜を主食にオカズを食べている印象。野菜しか食べていないのに満腹感。スープとドリンクを付けると2,000円近くするのがネックかなあ。 


■ジャンティーユ(gentille)/中目黒
中目黒駅から15分ほど歩いた住宅街にある人気のパン屋「ジャンティーユ (gentille) 」。コロナ的に店内には2名までしか入店できないので、行列が生じることもしばしば(2Fのカフェは現在休業中)。
あまり深く考えず総菜系のパンを3つ買ったのですが、お会計が1,200円近くも要しぶったまげました。いや、もちろん美味しいは美味しいのですが、パンが1つ400円というのはちょっとなあ。気のきいたビストロであれば千円かそこらでパン付きのランチを楽しめることにつき、色々と考えこんでしまいました。


■頑固蛸(がんこだこ)/目黒
髙嶋政宏が一番好きなタコ焼きとして挙げていた店。目黒駅から権之助坂を下ってもう少し歩く必要があり、「目黒寄生虫館」のちょうどお向かいにあります。なるほど外皮はカリっとしタコも大きく美味しいのですが、デフォルトで600円近いのはちょっと高いなあ。もちろんこれは当店に限った話ではなくタコ焼き業界全体の課題なのかもしれません。


■目黒五十番 本店/目黒
先の「頑固蛸(がんこだこ)」の並びにある老舗の肉まん屋さん。基本的には買って帰っておうちで温めて食べることを想定したお店ですが、すぐ食べると言えばその場で温めてくれます。味は1個499円にしてはイマイチ。生地はボソボソで餡はジューシーさに欠けます。551は半値ながらもっと美味しいぞ。


■バー ラランジャ(Bar Laranja)/武蔵小山
武蔵小山駅から徒歩数分の場所にあるショットバー「ラランジャ(Bar Laranja)」。すぐ近くのDining&Bar Veggの系列店です。地元の常連がかなり溜まっておりアウェー感はありますが、スタッフの方は満遍なく愛想よく接客してくれます。チャージも酒も安いので、大人のスタバとしてどうぞ。


■1dL(イチデシリットル)/恵比寿
恵比寿ガーデンプレイスのブリックエンドにオープンした「1dL(イチデシリットル)」。気軽なワインバーで、15:30~開いているので使い勝手良し。ガッツリお食事というよりかは0次会や2次会に使うと良いでしょう。


■ヘイメル ミヤマス (Hemel Miyamasu)/渋谷
表参道で食事した後、もう少し飲もうと立ち寄ったお店。ベルギービールとワイン、シャルキュトリが自慢のお店で、遅い時間にお酒だけ、のような使い方もOK。シェフはロワールでシャルキュトリの修行を積んだ本格派。次回はきちんとした時間帯に訪れ、しっかり食べてみよう。


■魚屋 小次朗 (こじろう)/新橋
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13032687/
新橋・虎ノ門・内幸町の重心あたりにある海鮮居酒屋。2階にいくつか個室があって会食に最適。お造りは良かったのですが、お魚の鍋に焼き物・蒸し物が中ぐらいだったので、どうしたんだろう。次回はランチもしくはアラカルトを試してみようと思います。


■山内農場
たまにはチェーンの居酒屋でも、とお邪魔しました。多種多様な料理をアラカルトで好きなだけ注文できるのは嬉しいですが、いずれもびっくりするほど量が少ないですねえ。おなかいっぱい食べればひとりあたり7-8千円は必要であり、であれば気の利いたビストロでも行った方が良くない?というお気持ちです。

私は知人から「いつも良いお店でゴハン食べているよねえ、贅沢だ」と揶揄されることが多いのですが、いや寧ろチェーンの居酒屋に日常的に出入りするほうがよっぽど贅沢やろと思います。


■マサニ コーヒー(maSani coffee)/佐渡(新潟)
佐渡の両津港のターミナルにあるカフェ「マサニ コーヒー(maSani coffee)」。船の出発待ちで利用するカフェであり、つまりは島外客が殆どです。佐渡牛乳を用いたラテの味は悪くないのですが、wifiがあると告知しておきながら接続できるIP数を制限しているのか使いものになりませんでした。ガッツリ作業したい方は同じ建物の3階にあるシェアオフィスを利用したほうが良いでしょう。あそこはあそこでドリンクバーも無いので微妙っちゃ微妙ですが。


■夢菓房たから(ゆめかぼう)/春日(高松)
高松市は春日町にあるフルーツ大福で有名な「夢菓房たから(ゆめかぼう)」。週末の午後ともなれば数十台の余裕がある駐車場が満杯、ブツを買うだけでも整理券が必要となる人気の和菓子店。食べログでは百名店に選出されています。

なのですが、あまりの混雑ならびにフードコート的ガヤガヤ感のある店内の雰囲気は賛否の分かれるところ。誰かの差し入れで食べるには悪くありませんが、自分で買いに行くのは平日に留めたいなあというお気持ちです。


■雪苔屋(ユキゴケヤ)/屋久島
屋久島空港から車で5分ほどの距離にある「雪苔屋(ユキゴケヤ)」。飛行機待ちのゲストが半分、移住者の溜まり場として半分と言った印象。緑に囲まれた一軒家で雰囲気良し。コーヒーやハーブティーが主力で食べ物はスイーツのみ。現金しか使えないのが玉に瑕ですが、これはまあ、離島(地方)の飲食店の宿命かもしれません。


■浮島ブルーイング/牧志(那覇)
https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47022606/
牧志は浮島通りと市場中央通りが交差する辺りの雑居ビル3階にある「浮島ブルーイング」。マイクロブルワリーが運営するビアバーです。お食事メニューは少なくあくまでタップルームという位置付け。クラフトビールの種類はかなりのものなのですが、1杯800円ながら量は少なくやや割高。そのためか客層は安定しており、コンセプトの割に静かなお店かもしれません。牧志あたりで落ち着いた2次会を求める場合にどうぞ。


■ザ コーナー(The Corner)/牧志(那覇)
https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47026262/
那覇は浮島通り沿いのビアバー。マンボウ中も時短なしの強気のお店です。唐揚げとビール推しであり、それらのセットメニューが800円とお値打ち。ボックスシートにテーブル席、カウンターと様々なタイプの客席が用意されており、グループでもお一人様でもOK。夜遅くまで営業しており那覇では使い勝手の良いお店です。


■琉球ドリンクラボ/牧志(那覇)
牧志の新天地市場本通りにあるカウンター4席のみのバー。「スペシャリティ珈琲と泡盛がテーマのmixology cafe & bar」という面白いコンセプト。ややこしいカクテルを3杯飲んで3千円程と大変お値打ち。食器も沖縄の作家のものを用いており拘りが感じられます。小さすぎるバーなので、必ず予約して訪れましょう。


■フィンカ ラ ビヒア沖縄 (FINCA LA VIGIA OKINAWA)/おもろまち(那覇)
西麻布のシガーバー「コイーバアトモスフィア東京」の沖縄支店。しばらく前は国際通りの2階で営業していたのですが、このたびおもろまち駅を出て数分、叙々苑が入った飲食ビルに移転オープン。

ラウンジやサロンといった大人な雰囲気。テラス席もあり、そこから公園を望むことができます。飲み物は1杯千円かそこらであり、ややこしいカクテルを2-3杯飲んでも5千円を超えることはありません。使えるお店です。


■bar living (バーリビング)/美栄橋(那覇)
https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47007457/
美栄橋の雑居ビル5階にある超かっこいいバー。メゾネットタイプの空間で、メインは上階のカウンター席なのですが、その後ろ側にはフロア席に、下階には怪しげなリビングルーム。エロさマックスバリューですが不思議と居心地が良く、那覇の善男善女が静かに酒を傾けています。間違いなく那覇でトップクラスに素敵なバーでしょう。


■El Lequio(エルレキオ)/安里(那覇)
https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47028764/
新進気鋭のバーテンダー、ムッシュ後閑信吾が手掛けるSG Groupの新店舗は那覇。店名は「ザ・琉球」という意味であり、何でも大航海時代から琉球と南米は交易があったそうです。南米のお酒をベースにしつつ沖縄のニュアンスを採り入れており(沖縄そばをイメージしたカクテルも!)、何とも面白いお店です。のんびり3杯飲んで5千円ほどと、バーにしてはそんなに高くないのもグッドです。


■The Cheese Guy in Okinawa/南城市(沖縄)
https://tabelog.com/okinawa/A4704/A470403/47018238/
沖縄の料理人から「南城でチーズ作ってる変な外人がいるんすよ」と紹介を受け、早速お邪魔しました。農協のスーパー(?)に間借りした極小店舗であり、その割に神谷町「フェルミエ」顔負けのラインナップで何だ、君、一体?
気前よく試食を勧めてくれ、気に入ったものをいくらか購入。これは凄い。ちゃんとしたナチュラルチーズだ。もちろん南城市は生乳の名産地であり理論上はチーズを造ることはできるはずですが、いやはや、こんなにレベルの高いものができるとは。しかも異国の地で。チーズケーキやヨーグルト、チーズせんべいなど取っつき易い商品も沢山売られているので、南城を訪れた際は是非どうぞ。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。