博多 魚助(うおすけ)/博多駅

博多駅での乗り換えタイムにちょっと行ってパっと飲むために訪れた居酒屋。JR博多駅の改札から徒歩で7-8分と好立地ですが、「長浜鮮魚卸直営店」という触れ込みで、「一皿だいたい500円」と、その存在を主張しています。
休日の11:30に訪れましたが店内はほぼ満席。割にギュウギュウに詰められますが、スーツケースなどの大きな荷物は預かってくれたりと観光客慣れしています。しかしながら色んな店員に何度も何度も「お席は2時間までとなっております」と牽制球を投げ込まれ、何も注文する前からそんな威圧するなよ球審の白井かよというお気持ちです。
事前にグーグルマップで予習した際に「酒が高い」というクチコミを良く目にしたのですが、想像以上に割高です。生中といってもレモンハウスの100円ビールぐらいの量ぐらいしかなく、知多ハイボールに至っては直接材料費率2%を切るのではなかろうか。
お通し代もしっかり取るのですが、それなりのツマミを出してくれたのでギリセーフ。それでもオープンしたばかりであるのにも関わらず油がかなり傷んでいたので、揚げ物は避けようと心に誓いました。
このあたりの名物と言えば「ごまさば」なので脊髄反射で注文したのですが、ヘンテコな盛り付けであり器の下半分はツマなどで雪洲されており、なんだかなあというお気持ちです。
他方、アンキモは気前の良いポーションであり食べ応え抜群。注文する料理によって満足度が大きく異なるため、ゲストの審美眼が問われるところかもしれません。
名物と記されていた「マグロのレアカツ」ですが微妙オブ微妙です。付け合わせの謎の葉っぱの鮮度が恐ろしく悪く、こんなことなら盛り付けないほうが顧客満足度は高いでしょう。
カンパチ頭塩焼きは食べるのに技術が要りますが可食部は意外に多く、この日に注文した料理においては最も費用対効果が高いかもしれません。
対して焼豚足は全然ダメですね。味の是非を論じる以前に可食部が殆ど無く、現実を探すのに苦労しました。
連れと「この店はダメだ」とアイコンタクトし、ほとんど酒を飲まずに早々に切り上げましたがそれでもお会計はひとりあたり3千円を超えました。どこが「一皿だいたい500円」やねん。まともに飲み食いすれば7-8千円は必要で、であれば普通の居酒屋に行った方がいいじゃん大戸屋で豪遊したほうがマシじゃんEE JUMPというお気持ちです。

あくまで観光客向け県外客の乗り換え時間つぶし向けの店と捉えて訪れましょう。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。